まず 「Cherry 1.4.3 release」 をインストールします。
2006年12月25日現在の最新バージョンは 1.5.2 (alpha) ですが、α版やβ版は人柱版とも呼ばれるバグ検証用のバージョンです。
言い方を変えれば、バグが発生することが前提のバージョンとなっており、バグレポート (バグの原因を解明するための情報提供) をするつもりがない者は使うべきではありません。
[ 公式の配布場所 (Vector) 別 ] より DL して下さい。
DL した 「cherry_1.zip」 を フォルダ付きで 解凍して下さい。
解凍が完了したら、好きな場所に移動させて下さい。
これでインストール完了です。
Cherry 1.4.3 release のバグ…というほどでは無いものの、使い難くて仕方が無い仕様を改善します。
「テキストエディタ って何?」 という方は 「readme.txt」 を開いて、そこにドラッグして下さい。
続いて gocha氏 が配布されている 「Cherry 1.4.3# 拡張パッチ」 を導入します。
Cherry 1.4.3 (release) 版 には ある種の致命的なバグがいくつか存在します。
それを改善してくれるパッチが Cherry 1.4.3# 拡張パッチ です。
トラブルを事前に回避出来るので、必ず導入して下さい。
「manual」 フォルダの中の 「chysharp-01」 フォルダ (※IE の場合は IE 専用のリンク をクリックすると探す手間が省けます) の中の 「chysharp.exe」 を実行し、次のように設定して下さい。
【再配布について】
「バイナリの再配布などは各自の良識と自己責任の下で行ってください。」
とのことなので、NYSL であることを信じて そのまま再配布させて頂いています。
※問題があるようでしたら止めますので、お手数ですが メールフォーム 別 よりお知らせ下さい。
「保存」 をクリックすると 「cherry.exe」 を保存しますので、Cherry をインストールしたフォルダに上書きして下さい。
(保存先を Cherry をインストールしたフォルダにして直接上書きしても構いません。)
ちなみに、各項目の意味は こちら 別 で確認出来ますので、気になる方はご覧下さい。
Cherry 1.4.3# 拡張パッチ の実行が完了したら、Cherry を起動して 「ヘルプ」 → 「バージョン情報」 で Cherry のバージョンを確認して下さい。
「1.4.3#01 (release)」 となっていれば OK です。
いよいよ 「Cherry 定義ファイル」 をインストールします。
「定義ファイル」 フォルダの中身を全て Cherry をインストールしたフォルダに コピーまたは移動 させて下さい。
これでインストール完了です。
Cherry を起動し、「設定 → 環境設定」 で Module を選択します。
当定義ファイルは次の7つになります。
用途に合わせて選択して下さい。
設定が終わったら、1度 Cherry を再起動して下さい。
これで設定完了です。
既に 11番 〜 17番 が使用されている場合は 「ok_gsmt.mtb」 をテキストエディタ (「メモ帳」 など) で開いて、それぞれの数字を他の使われていない数字に変更して下さい。
番号は 0 〜 255 まで有効です。
GSm と GSmt は、基本設定の状態では Program Change からドラムの選択が出来ません。
Program Change からドラムを選択するためには、次の手順が必要です。
まず 「P」 ボタンを押して 「トラックのプロパティ」 を表示します。
「MIDI Module」 を 「ok MSGS_Drum GSm Drum (Microsoft GS Wavetable SW Synth) by xxxx」 または 「ok TG300B-old_Drum GSmt Drum (TG300B-old) by xxxx」 にして下さい。
これで、Program Change からドラムを選択出来るようになります。
それから、「Drums」 を設定することで ピアノロール画面に楽器名が表示されるようになりますので、こちらも設定しておいて下さい。
↓
デフォルトの状態では、GSmxg と GSml で Program Change から音色を変更しようとしても うまくいきません。
これはデフォルト (「ファイル → 新規作成」) で入力されるリセットが GS Reset になっているためです。
GSmxg と GSml で Program Change から音色を変更するためには XG System ON を受信させる必要があります。
CH A01 System Setup の頭のイベントを VCC#163 XG System ON と VCC#164 XG MAP Select Basic に変更して下さい。
VCC の入力について、少し補足しておきます。
「挿入 → コントロールチェンジ」 とやるか、イベントリスト上で キーボードの 「⁄」 を入力する とイベントリストに VCC が挿入されます。
後者の方が圧倒的に楽なので、後者を使うようにしましょう。
それから、ダブルクリックから選択しなくても Event の位置で CC・VCC のナンバー (番号) を入力する と CC・VCC が切り替わるので、こちらも覚えておいて下さい。
キーボードの 「Ctrl」 + 「矢印 (↑↓)」 で値が 1 ずつ 変化します。
また、キーボードの 「Ctrl」 + 「Shift」 + 「矢印 (↑↓)」 で値が 10 ずつ 変化します。
± で指定するタイプ や 機能を選択するタイプ の VCC の場合は、数値を入力するよりもこれらのショートカットを利用した方が便利だと思います。
編集を開始する前にバックアップを取ることを激しく推奨します。
例えば、ファイル名を 「[070605] 0432.chy」 のように日付と時間にして、バックアップフォルダにコピーしてから編集作業を開始するクセを付けましょう。
Cherry は それなりに不安定で、わりとよく落ちます。
定期的にバックアップを取っておけば、万が一ファイルが破損した場合に受けるダメージが軽減されます。
当然、編集作業中も こまめに保存するようにしましょう。
冗談抜きに、1作業毎に保存しても良いくらいです。
ショートカットは無さ気なので、「Alt → F → S」 とかやると早いかもしれません。
ファイルを読み込む時は (関連付けしてダブルクリックでも構いませんが) 「Cherry を起動 → ファイルをドラッグ」 が基本となります。
「ファイル → 開く」 なんて面倒なことは止めてしまいましょう。
この方法は ほとんどのソフトで有効だと思います。
(基本としたのは そういう意味です。)
ということで、まず起動させなければなりません。
フォルダを開かなくても起動させられるように 「タスクバー」 にショートカットを作っておくと便利です。
「タスクバー」 はデスクトップの左下の 「スタート」 の右側のことです。
「タスクバー」 の空きスペースを右クリックして 「フォルダを開く」 を選択して下さい。
すると 「Quick Launch」 というフォルダが開きますので、そこに Cherry のショートカット を作成して下さい。
「タスクバー」 に Cherry のショートカット が追加されますので、以降は そこから起動すると良いでしょう。