DTM の世界では、「楽器を変更する」 ことを 「音色 (おんしょく) を変更する」 というような言い方をします。
【重要】
「Domino を起動した時」 および 「環境設定で MIDI-OUT を一度でも表示した後で OK した時」 は、演奏ボタンをクリックするか、キーボードのスペースキーを押して、「Setup 小節 (1小節目から2小節目まで)」 を演奏する必要があります。
ソフト音源の仕様だと思うのですが、MSGS や S-YXG50 は、「Domino を起動した時」 および 「環境設定で MIDI-OUT を一度でも表示した後で OK した時」 に 「GM1モード」 になる ようです。
※ 「GM1 モード」 では、機能制限により、一部の音色が使用出来なくなったり、ドラムを追加出来なくなったりします。
全ての音色が選択可能になる 「GS モード」 や 「XG モード」 にするために、まずは 「Setup小節 (1小節目から2小節目まで)」 を演奏して、GS Reset や XG System On を受信させる必要があります。
【イベントリストペインが表示されていない場合】
「表示 → イベントリストペイン → イベントリストペイン」 または 「ツールバーの アイコン」 をクリックして、イベントリストペインを表示します。
【Program Change が存在しない場合】
「挿入 → プログラムチェンジ」 または 「ツールバーの アイコン」 をクリックして、挿入された 「Program Change」 をダブルクリックします。
【音色の一覧が表示されない場合】
「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 の 「音源(音源定義ファイル)」 が設定されていないと、音色の一覧が表示されません。
使用している 「MIDI OUT デバイス」 に合わせて、「音源(音源定義ファイル)」 を設定して下さい。
※ まれに外れていることがあるようなので、「設定したはずなのに表示されない」 という場合は、設定し直してみて下さい。
【関連ページ】
序章 チュートリアル ⁄ #1 Domino の基礎知識
【バンクを変更しても音色が変わらない場合】
意図せず GM1モード になっている可能性があります。
基本事項 (モードを変更する) を読み直してみて下さい。
※ 音色が切り替わっているかどうかの確認は、「121-128 SFX」 が分かりやすいかと思います。
「挿入 → プログラムチェンジ」 で、Program Change を追加することで、途中から音色を変更することが出来ます。
MSGS ・ GS音源 ・ XG音源では、Program Change はノートオンに対して有効です。
【ノートオンとは】
ノートの頭 (開始位置) のことです。
MIDI キーボードで、「キーを押し始めたタイミング」 ということになるでしょうか。
例えば、次の画像の位置に Program Change を配置しても、ノート ( C 3 [ 60] ) の途中から音色が変わる (発音が Violin → Trumpet に変わる) ということはありません。
(Program Change の位置が 「C 3 [ 60]」 のノートオンを過ぎているため。)
音色が変わるのは次のノートオン、つまり Program Change より後ろのノート ( D 3 [ 62] ) からになります。
(「C 3 [ 60] 」 は、Violin のまま最後まで鳴り続けます。)
この性質を利用することで、次の3つの条件を満たしている場合に、複数のパートを一つにまとめて、Ch.数を節約することが可能です。
(やや強引ですが。^^;)
【例】