初心者になるための耳コピMIDI講座

TTS-1、Hyper Canvas

はじめに

Music Creator シリーズ (4 以降?) または SONAR シリーズ (4 以降の LE を除いた 全エディション?) にバンドルされている 「TTS-1」、および、Singer Song Writer 8.0 VS にバンドルされている または 以前販売されていた 「Hyper Canvas」 を Domino から操作するための定義ファイルです。

※ TTS-1 と Hyper Canvas は色が違うくらいで、内容は ほぼ同じらしいです。

当サイトでは、フリーソフトである 「MIDI Yoke」 と、市販のソフトである 「Music Creator 4」 を使用して説明を行います。

他のソフトを使用している or 使用したい方は、ページ内の説明を見ながら 各自で応用して下さい。

というか、それぞれのソフトのマニュアルを読んで下さい。

私は他のソフトの使い方は知りませんので、「〇〇というソフトではどうすれば良いのでしょう?」 と質問されても説明出来ません。


有料の DAW は、入門用の書籍が販売されていると思いますので、その手の物を購入すると良いかと思います。

それなりの価格がすると思いますので、事前に中身をパラパラと読んでみて、今の自分に必要なものかどうかを確認しましょう。

ダウンロード

※ テストは Music Creator 4 にバンドルされている 「TTS-1 (DXi版)」 で行いました。


※ 確認作業が不十分なため、何かしら間違っているかもしれません。

ミスなどを発見されましたら、メールフォーム より報告をして頂けると非常に助かります。m(_ _)m

【インストール方法】

【警告】 ヘッドフォンは危険…かも!?

ソフト音源は設定を誤ると 予想外にでっかい音 で鳴ることがあります。

そのため、ヘッドフォンで作業をしていると 耳を傷める危険性が無きにしも非ず。

ご注意下さい。

ソフトの導入

「TTS-1、Hyper Canvas Domino 定義ファイル」 を使用するために必要なソフトを導入します。


Domino

【関連ページ】

これが無いと始まりませんね。

公式サイトより、最新版を導入して下さい。

MIDI Yoke

【関連ページ】

Domino は TTS-1 や Hyper Canvas を扱えませんので、他の 「TTS-1 や Hyper Canvas を扱えるソフト」 と 「仮想 MIDI ケーブル」 と呼ばれるソフトで結線しないといけません。

関連ページを元に、導入して下さい。

ASIO Driver

【関連ページ】

ソフト音源の発音の遅れを減らすために、なるべく 「ASIO Driver」 を使用した方が良いと思います。


「現在、ASIO Driver を何も使っていない」 という方は、関連ページを元に、フリーソフトの 「ASIO4ALL」 を導入して下さい。

※ 既に ASIO Driver を使用している方は、改めて導入する必要はありません。

TTS-1 or Hyper Canvas

これも無いと始まりませんね。

次のいずれかを購入して、TTS-1 または Hyper Canvas を入手する必要があります。


【重要】

購入前に製品情報等で 「TTS-1 または Hyper Canvas」 が製品に含まれているかどうかを確認して下さい。

一番安いのは、Music Creator 4 だと思います。

※ 2009年07月09日現在の価格は 7,000 円前後です。

そのうち 5 が発売されそうな気配 (海外版は既に発売済み?) なので、今すぐ買うには微妙な時期ですが…。

使い方

TTS-1 or Hyper Canvas の起動方法

TTS-1 や Hyper Canvas はプラグイン形式の音源なので、単体では起動出来ません。

DXi や VSTi に対応しているホストアプリ上で起動します。


ぶっちゃけ、ホストアプリによって起動方法は異なるのですが、基本的には 「ホストアプリを起動 → .dll を読み込む」 という形になると思います。

(※ この 「dll の読み込み方」 が、ホストアプリによって異なります。簡単に言うと、メニューの名前とか違いますよね。)


とりあえず、Music Creator 4 での起動方法を説明します。

他のソフトを使用する方は、そのソフトのマニュアルを読んで下さい。

私は他のソフトの使い方は知りませんので、「〇〇というソフトではどうすれば良いのでしょう?」 と質問されても説明出来ません。


【Music Creator 4 の場合】

TTS-1 or Hyper Canvas の設定

TTS-1 or Hyper Canvas を起動したら、最大同時発音数の設定を行います。


演奏が不自然 (発音が途中で途切れる感じ) になる場合は、最大同時発音数の値を変更すると改善される可能性があります。

Domino と TTS-1、Hyper Canvas を接続する

Domino と TTS-1 or Hyper Canvas (を起動したホストアプリ) は別々のソフトなので、そのままでは Domino で演奏しても TTS-1 or Hyper Canvas の音が鳴りません。

【重要】

Domino から TTS-1 or Hyper Canvas の音を鳴らすためには、Domino と TTS-1 or Hyper Canvas (を起動したホストアプリ) を 「仮想 MIDI ケーブル」 で接続する必要があります。

【Domino 側の設定】

「環境設定 → MIDI-OUT」 の 「MIDI OUT デバイス」 に 「仮想 MIDI ケーブル」 のどれか を設定します。

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※ ついでに、TTS-1、Hyper Canvas の定義ファイルを使用するために、「音源(音源定義ファイル)」 を 「Cakewalk TTS-1、Hyper Canvas」 にして下さい。

【ホストアプリ側の設定】

MIDI-IN デバイス」 に 「Domino の MIDI-OUT デバイス で設定した 仮想 MIDI ケーブル と同じ番号」 の 仮想 MIDI ケーブル を設定します。

※ 例えば、Domino 側で 「Out To MIDI Yoke: 1」 を設定した場合は、ホストアプリ側は 「In From MIDI Yoke: 1」 にします。

【Music Creator 4 の場合】

このように、「Domino の MIDI-OUT デバイス」 と 「ホストアプリの MIDI-IN デバイス」 の 「仮想 MIDI ケーブルの番号」 を一致させることで、Domino から TTS-1 or Hyper Canvas の音を鳴らせるようになります。

System Setup トラック

Reset

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TTS-1、Hyper Canvas の全ての機能を使用出来る 「GM2 モード」 に切り替える NRPN を配置してあります。

※ SONAR 系列はエクスクルーシブの扱いが苦手っぽいので、エクスクルーシブは使わない方が良さ気です。

【重要】

この手のリセットは、必ず先頭に入れておく必要があります。

全体設定

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全体に影響する設定を行います。

Reverb & Reverb Parameter

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リバーブの種類と効果を設定します。


【使い方】

Chorus & Chorus Parameter

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コーラスの種類と効果を設定します。


【使い方】

CH Setup

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※ Step の値は絶対に変更しないで下さい。

この 「77」 Tick の空間で、各 CH のセットアップを行います。

CAT Control

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GM2 規格では、エクスクルーシブによって、CAT (Channel After Touch。Channel Pressure とも呼ばれる。) に 最大 6種類の効果を同時に与えることが可能となっています。

TTS-1 および Hyper Canvas も、GM2 マークを付けている以上、このエクスクルーシブが有効なはずです。


実際、「MC4 + TTS-1」 の組み合わせでも有効であることは確認したのですが、SONAR 系列はエクスクルーシブの扱いが苦手らしく、Domino から直接エクスクルーシブを TTS-1 に送信することが出来ないっぽいです。

「MC4 + TTS-1」 でエクスクルーシブを使用するには、一旦 MC4 上の MIDIトラック にエクスクルーシブを記録して、MC4 を再生しないといけません。

※ 検証が不十分なため、間違っているかもしれません。

普通に使える方法がありましたら、メールフォーム より教えて頂けると非常に助かります。m(_ _)m

そんな感じで、色々と面倒くさいので、説明は省略します。m(_ _)m

意味が分かる方だけ、使って下ちぃ。

CC Control

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GM2 規格では、エクスクルーシブによって、CC#1 〜 31、64 〜 95 のうちのどれか一つ に 最大 6種類の効果を同時に与えることが可能となっています。

TTS-1 および Hyper Canvas も、GM2 マークを付けている以上、このエクスクルーシブが有効なはずです。


実際、「MC4 + TTS-1」 の組み合わせでも有効であることは確認したのですが、SONAR 系列はエクスクルーシブの扱いが苦手らしく、Domino から直接エクスクルーシブを TTS-1 に送信することが出来ないっぽいです。

「MC4 + TTS-1」 でエクスクルーシブを使用するには、一旦 MC4 上の MIDIトラック にエクスクルーシブを記録して、MC4 を再生しないといけません。

※ 検証が不十分なため、間違っているかもしれません。

普通に使える方法がありましたら、メールフォーム より教えて頂けると非常に助かります。m(_ _)m

そんな感じで、色々と面倒くさいので、説明は省略します。m(_ _)m

意味が分かる方だけ、使って下ちぃ。

Program Change から音色を選択する

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イベントリストの 「PC:Piano 1」 をダブルクリックして、使用する音色を選択します。

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「マップ」 を種類別に分けることで、素の状態よりも探しやすくしてあります。

※ その代わり、トラックモニターバー & 演奏モニター の音色名の表示が困ったことになるので、「表示 → トラックモニターバーのカスタマイズ」 で 「音色名と一緒にマップ名を表示する」 のチェックを外す ことを推奨します。


また、「PC#」 内の表示を 16個以下に分けることで、「PC#」 内にスクロールバーを表示させないようにしてあります。

マウスで操作する場合に、サクサク選べるんじゃないかなーと思います。

音色作りをする

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新規作成時のイベントで、音色作りを行います。

各パラメーターの意味については、ダブルクリックしたら読める説明文を ご覧下さい。

読んでみて意味が分からなくても、値を変更すれば効果が現れます。

パラメーターの効果については、頭だけで理解しようとするのではなく、「耳で効果を確認」 するようにしましょう。

その上で、説明文の意味を考えれば、何となくでも分かるようになるかと思います。

ドラムを追加する

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TTS-1、Hyper Canvas では、Program Change で 「ドラムセットリスト」 を選択することで、ドラムを追加することが出来ます。

(「ドラムセットリスト」 を選択した CH が、ドラム CH になります。)

ドラムの音色作りをする

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「Drum NRPN」 で、ドラムの音色作りを行います。

「 Drum NRPN」 トラックに使用例を用意しましたので、それを真似るなり、そこからコピペするなりして下さい。

各パラメーターの意味については、ダブルクリックしたら読める説明文を ご覧下さい。

読んでみて意味が分からなくても、値を変更すれば効果が現れます。

パラメーターの効果については、頭だけで理解しようとするのではなく、「耳で効果を確認」 するようにしましょう。

その上で、説明文の意味を考えれば、何となくでも分かるようになるかと思います。

画像読み込みエラー

【重要】

Drum Parameter は、Program Change を受信するとリセットされてしまいますので、入れる位置は Program Change よりも後ろになります。

FAQ

演奏を .wav にする方法

Q. Domino の演奏を 「.wav」 ファイルにする方法を教えて下さい。

A.

VSTi や DXi のホストアプリには、何らかの 「wav 書き出し機能」 があると思われますので、それを使用します。

(「wav 書き出し機能」 の名前や使い方はソフトによって異なります。)

例えば、「Music Creator 4」 の場合は、次のようになります。

他のソフトの場合は、そのソフトのマニュアルを読むなり、公式のサポートに電話やメールで質問するなりして下さい。

私は他のソフトの使い方は知りませんので、「〇〇というソフトではどうすれば良いのでしょう?」 と質問されても説明出来ません。

【Music Creator 4 の場合】

  • Domino で 「ファイル → SMF書き出し」 または 「画像読み込みエラー」 をクリックして、「.mid」 形式に保存します。
  • Music Creator 4 を起動して、先ほど保存した 「.mid」 ファイルを 「ドラッグ & ドロップ」 して読み込みます。
  • 「挿入 → プラグインシンセ → Cakewalk TTS-1」 で、「TTS-1」 を読み込みます。

    画像読み込みエラー

    画像読み込みエラー

    設定は、まあ、てきとうに。

  • 「ファイル → エクスポート → オーディオ」 で、TTS-1 の演奏を 「.wav」 化します。

    画像読み込みエラー

    画像読み込みエラー

    「保存する場所の選択」、「ファイル名の入力」、「サンプルレートの選択」、「ビット数の選択」、「ディザリングの選択」 等を行って、「エクスポート」 します。

.wav を合成する方法

Q. 複数の 「.wav」 ファイルを一つにまとめる方法を教えて下さい。

A.

これについては、他の 「DAW や 動画作成ソフト の解説サイト」 を探した方が良いかもしれません ^^;


とりあえず、最も単純な方法を紹介します。

【関連ページ】

他にも、「wav を再生出来る VSTi」 を使用する、なんて方法も考えていますが、その辺は いずれまた。

ピアノロールのマップの切り替え (ドラムマップからメロディマップへ)

Q. ピアノロールのマップを 「ドラムマップ → メロディマップ」 に変更する方法を教えて下さい。

A.

トラックのプロパティの 「種類」 で変更します。

画像読み込みエラー

CC#28-30 Tone Ctrl xx が効かない

Q. CC#28-30 Tone Ctrl xx の値を変更しても、音が変わりません。

A.

TTS-1 or Hyper Canvas を起動したら、一度 Domino で 「1 〜 2」 小節を再生しておいて下さい。

CC#27 Tone Ctrl Switch の初期値は OFF になっているため、起動した直後は効きません。

一度再生して CC#27 Tone Ctrl Switch を ON にする必要があります。

Drum NRPN が効いていない

Q. 再生すると、Drum NRPN が無効になります。

A.

Drum NRPN の位置 (「Mea、Bt、Tick」) を確認して下さい。

Drum NRPN は、Program Change を受信するとリセットされてしまいますので、Program Change よりも後ろに入れないと無効になります。

CAT が効かない

Q. エクスクルーシブの面倒くさい設定を行ったのですが、CCM#128 CAT が効いていません。

A.

ホスト側の受信設定を確認して下さい。

CAT を受信しないようになっている可能性があります。

例えば、「Music Creator 4」 の場合は、次のようになります。

他のソフトの場合は、そのソフトのマニュアルを読むなり、公式のサポートに電話やメールで質問するなりして下さい。

私は他のソフトの使い方は知りませんので、「〇〇というソフトではどうすれば良いのでしょう?」 と質問されても説明出来ません。

【Music Creator 4 の場合】

  • Music Creator 4 を起動します。
  • 「オプション → グローバル」 を選択します。

    画像読み込みエラー

  • 「グローバルオプション」 の 「MIDI」 タブで、「チャンネルアフタータッチ」 にチェックを入れて、OK します。

    画像読み込みエラー

更新内容

09.07.09 Ver 0.01


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