SMF のノートを元に、「VOCALOID VSTi、VOCALOID2 VSTi」 用のノートイベントを入力します。
「SMF のノート → VSTi 用のノートイベントに変換」 作業という感じです。
※ 説明は VOCALOID2 VSTi で行いますが、VOCALOID VSTi でも同じ要領で可能だと思います。
入力しやすいように、Note No. の表示を変更します。
※ 数字だけではなく、ノートナンバーも表示させた方が設定しやすくなると思います。
※ 「Note#60 = C3」 に設定すると、「VOCALOID Editor、VOCALOID2 Editor」 と同じ表記になります。
※ ピアノロールの鍵盤に Note No. が表示されるようになります。
「ドラムセットリスト」 と 「トラック情報の更新」 にチェックを入れて、「PC#」 を選択して下さい。
※ 「Note#60 = C4」 に設定した場合は 「001 Domino 形式」 に、「Note#60 = C3」 に設定した場合は 「002 YAMAHA 形式」 にします。
トラックセレクトで 「Ctrl + クリック」 して、ピアノロールオニオンスキンを使用します。
【関連ページ】
全ての作業を Domino のみで行います。
※ 今となってはオススメしません。
※ VOCALOID Editor、VOCALOID2 Editor を使用 すると、自動で全部やってくれます。
まずは、「VOCALOID VSTi、VOCALOID2 VSTi」 用のノートイベントを挿入します。
※ 「クリック → ショートカットキー」 を連続で行うため、デフォルトの 「Ctrl + V」 だと マウス操作の 「Ctrl + クリック」 になってしまう恐れがあります。
※ ここでは、「V」 に設定したと仮定して進めます。
先頭のノートに演奏線を合わせてから、
ツールバーの 「コントロールチェンジ(複数)の挿入」 アイコンをクリックします。
「(日本語)」 と 「(発音記号)」の違いは、発音記号の指定方法です。
とりあえず、「(発音記号)」 ではなく、「(日本語)」 の方を選んで下さい。
※ 後から変更可能です。
※ イベントリストを閉じることで、その分ピアノロールが広くなります。
次に、Note No. (音階) を入力します。
※ 画像と同じ状態 (ボタンが へっこんだ状態) にします。
「改ページ時、画面左端に小節の先頭が表示されるようにする」 と 「表示しきれていない小節に到達したら改ページする」 の チェックを外して下さい。
※ この時、「イベントリストと演奏位置が同期状態」 になっていると、ピアノロールの先頭が一番最後のオニオンノートになります。
【重要】
※ この時、「Enter」 は押さないで、「↑」 キーを押して下さい。
そうすると、カーソルが 「一つ前の CCM#303 Note No.」 に移動して、ピアノロールの先頭も 「一つ前のオニオンノート」 に変わります。
イベントリストで 「編集 → すべて選択」 または 「Ctrl + A」 または 「」 をクリックして、「303 Note No.」 だけを全て選択して、「イベント → 一括変更」 または 「」 をクリックして、一括変更します。
「+12」 や 「-12」 と入力すると、1オクターブ変更出来ます。
オニオンスキンのトラックに移動して、「編集 → すべて選択」 → 「編集 → ノートのみ選択」 → 「イベント → 1オクターブ上げる or 1オクターブ下げる」 で OK です。
続いて、Duration (発音の長さ) を入力します。
「VOCALOID VSTi、VOCALOID2 VSTi」 には 「Gate Time」 の概念が無く、発音の長さは 「ミリ秒」 で指定する必要があります。
「ミリ秒」 の計算には、「テンポ」 と 「Gate Time」 が必要です。
ある程度打ち込みに慣れて来ると、オニオンノートの長さを見れば即座に Gate Time の値が分かるようになりますが、慣れるまでは そういうのは難しいと思います。
ということで、Step Time の値を Gate Time の値と同じにして、イベントリストを見れば Gate Time の値が分かるようにします。
【方法】
Step は 「次のイベントまでの距離」 を意味します。
したがって、次の画像のように 「ノート間に隙間が無い」 場合は、既に 「Step = Gate」 の状態になっています。
次の画像のように 「ノート間に隙間が存在する」 場合は、「Step の値が Gate よりも大きい」 状態になっています。
ということで、次の作業を行って、「Step = Gate」 の状態にします。
※ キーは何でも構いません。
そうすると、ノートオフの位置に 「255 Rest (休符)」 が挿入されて、「---- 334 End of Note Message ----」 の Step が、オニオンノートの Gate と同じ値になります。
Duration (発音の長さ) を入力して行きます。
見慣れない数値 (ミリ秒) を一つ一つ入力するのは大変なので、一旦 「Gate Time」 を入力しておいて、一括変更でまとめて 「ミリ秒」 に変更します。
【重要】
※ この時、「Enter」 は押さないで、「↑」 キーを 2回押して下さい。
そうすると、カーソルが 「一つ前の CCM#305 Duration (発音の長さ)」 に移動します。
※ 計算はマウスだけでなく、キーボードからも可能です。
※ ポップアップメニューに追加していない場合は 「イベント → イベントグラフペイン1で表示」 します。
そうすると、「305 Duration (発音の長さ)」 のみが全て選択されます。
微妙に効いていないような気もしますが、Location を一応入力しておきます。
【Location の意味】
このように配置されているとして、[1] が Top、[2] が Inside、[3] が End、[4] が Top & End になります。
つまり、前後にノートが隣接しているかどうか、を表します。…たぶん。
前にノート | 後ろにノート | |
---|---|---|
Top | なし | あり |
Inside | あり | あり |
End | あり | なし |
Top & End | なし | なし |
ということで、オニオンノートの配置を見ながら、「ダブルクリックして、一覧から選択」 するか、「Ctrl + ↑ ↓」 で正しい値に変更して下さい。
とりあえずな感じで、発音記号を入力します。
(※ まだ 「作り込む」 までは やらないという意味です。)
ノートイベントを Domino から手動で入力するのではなく、「VOCALOID Editor、VOCALOID2 Editor」 に 自動で やってもらいます。
※ 「ノートイベントの挿入」、「Note No. の入力」、「Duration (発音の長さ) の入力」、「Location の入力」、「発音記号の入力」 といった作業が 「自動かつ短時間」 で行われるため、Domino で全ての作業を行うよりも楽が出来ます。
歌詞をまとめて入力します。
本来なら Domino で歌詞を入力しておきたい所ですが、Version 1.35 現在では大変な作業になってしまうため、「VOCALOID Editor、VOCALOID2 Editor」 で歌詞を入力します。
※ 将来的には、Domino で行う つもりです。
【「歌詞の流し込み」 機能を使う場合】
※ Editor を起動して 「ドラッグ & ドロップ」 して読み込むか、「ファイル → 開く」 で 「ファイルの種類」 を 「全てのファイル」 にして読み込みます。
※ ボーカロイドで発音する通りに入力します。
[例]
× きょう ○きょお
【「歌詞の流し込み」 機能を使わない場合】
※ Editor を起動して 「ドラッグ & ドロップ」 して読み込むか、「ファイル → 開く」 で 「ファイルの種類」 を 「全てのファイル」 にして読み込みます。
【重要】
※ この時、「Enter」 は押さないで、「Tab」 キーを押して下さい。
そうすると、次のノートにカーソルが移動して、連続で歌詞を入力することが出来ます。
1. 歌詞を入力する の続きです。
「VOCALOID Editor、VOCALOID2 Editor」 で保存した 「.mid」 を、元の 「.dms」 にコピペします。
※ 画像と同じ状態 (ボタンが へっこんだ状態) にします。
そうすると、イベントリストのカーソルの位置が、コメント群の次のイベントに移動すると思います。
※ 「500」 のように、確実に最後まで選択されるような数値を てきとうに入力します。
「VOCALOID Editor、VOCALOID2 Editor」 が書き出すデータは、微妙にズレていることが よくあります。
何だか気になるので、修正してしまいましょう。
※ 特に気にならない方は修正しなくても構いません。
通常、SMF から変換した場合は Velocity が 「100」 になっていると思います。
VOCALOID のデフォルト値は 「64」 なので、一括変更で 「64」 にしておきます。
※ 特に気にならない方は変更しなくても構いません。