発音記号の入力方法としては、「日本語一覧から選択する」 方法と、「発音記号単位で挿入する」 方法とがあります。
最初は日本語一覧から選択しておいて、後から発音記号単位に切り替えて、細かく調整するのが基本になると思います。
【重要】
発音記号を変更した後は、再生する前に 「---- 334 End of Note Message ----」 を送信しておいて下さい。
例えば、Domino で発音記号を 「あ → い」 に変更してから再生しても、うまく行きません。
(VOCALOID 1 では発音されず、VOCALOID 2 では 「い」 と発音させたいのに、「い い」 と 2回発音してしまいます。)
Domino では、値を変更した時に そのイベントが送信されるのですが、「VOCALOID VSTi、VOCALOID2 VSTi」 では、それが 「無効」 ではなく 「保留」 扱いになっているようです。
そこで、再生する前に 「ダブルクリック → OK」 や 「イベント → イベントの送信」 で、CCM#334 --End of Note Message -- を送信しておくと、不要なノートイベントがリセットされて、きちんと発音されるようになります。
※ 頻繁に使用すると思われますので、「環境設定 → ショートカットキー」 で押しやすいキーに設定しておくことを推奨します。
※ 「イベント → イベントの送信」 にショートカットキーを設定します。
「日本語の発音記号の組み合わせ (発音記号の数 + 必要な発音記号) 」 を登録してありますので、そこから選択する形で入力します。
入力は楽なのですが、細かく弄ることが出来ないというデメリットがあります。
新しくノートイベントを挿入する場合は、「(日本語)」 の方を使用します。
※ 「VOCALOID1 VSTi」 or 「VOCALOID1 VSTi (英語のみ)」 or 「VOCALOID2 VSTi」 or 「VOCALOID2 VSTi (英語のみ)」 にします。
「発音記号 J ⁄ ○ [○○]」 または 「発音記号 E ⁄ ○ [○○]」 をダブルクリックして、一覧から選択します。
発音記号一覧の方で入力した発音記号を、日本語一覧の方に変更します。
※ 「VOCALOID1 VSTi」 or 「VOCALOID1 VSTi (英語のみ)」 or 「VOCALOID2 VSTi」 or 「VOCALOID2 VSTi (英語のみ)」 にします。
そうすると、日本語一覧の組み合わせと合致するものは、日本語一覧の CCM に変換されます。
【関連ページ】
「発音記号の合計 + 発音記号」 の形で発音記号を入力します。
入力が少々面倒ですが、細かく作り込むことが出来ます。
新しくノートイベントを挿入する場合は、「挿入 → コントロールチェンジ(複数)」 または 「」 で 「(発音記号)」 の方を使用します。
発音記号を細かく作り込みます。
(例えば、子音と母音を分割してみたり。)
発音記号一覧での入力には、次のイベントを使用します。
※ 「311-313 ⁄ 314-316」、「317-319 ⁄ 320-322」、「323-325」 の違いは、テーブル (Value 欄に表示される文字列) の並び順です。
中身は同じなので、選びやすいものを使用して下さい。
【ルール】
※ これらの値が間違っていると、正しく発音されません。
【発音記号の入力について】
発音記号の入力は、「挿入 → コントロールチェンジ(複数)」 または 「」 で、「発音記号一覧」 フォルダの中から選択するのが楽だと思います。
※ 「発音記号一覧」 フォルダ内に存在しない組み合わせは、発音出来ません。…たぶん。
使用可能な組み合わせは、「VOCALOID、VOCALOID2」 の Help の 「付録 → 発音記号一覧」 に全て書かれています。
(ここに書かれていない組み合わせは、発音出来ないはず。)
日本語一覧で入力済みの発音記号を、発音記号一覧の形に変換することが出来ますので、いったん発音記号一覧の形に変換してから、発音記号を調整します。
↓
※ 「一覧なし VOCALOID1 VSTi」 or 「一覧なし VOCALOID1 VSTi (英語のみ)」 or 「一覧なし VOCALOID2 VSTi」 or 「一覧なし VOCALOID2 VSTi (英語のみ)」 にします。
そうすると、日本語一覧で入力済みの発音記号が、発音記号一覧の形に変換されます。
【関連ページ】
VOCALOID1 の場合は、「Consonant Adjustment」 というパラメーターで子音の長さを調節します。
当定義ファイルでは、入力欄の数 や CCM の復元 の関係で、少々ややこしい入力方法になります。
【重要】
※ あらかじめ、「マクロ変更時にValue⁄Gate値を初期化」 のチェックを 外しておいて下さい。
そうすると、「CCM#255 Rest (休符)」 が 「CC#38 Data LSB」 に変更されます。
【注意事項】
子音の長さを編集出来るのは、挿入時に 「発音記号 ○ ⁄ 前方 (LSB=64)」 になっているものだけです。
※ 母音の場合は、値は 「0」 で固定になります。
(母音には子音が存在しないため、だと思います。)