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初心者になるための耳コピMIDI講座

#02-06 VSTe の使い方

【警告】 ヘッドフォンは危険…かも!?

【警告】

VST は、音色 または 設定によっては 予想外にでっかい音 で鳴ったり、「ザー!」 とか 「バチバチッ!」 という感じの 激しいノイズ が発生することがあります。

そのため、ヘッドフォンで作業をしていると 耳を傷める危険性が無きにしも非ず。

ご注意下さい。

個人的に、VST による編集は 「ノイズとの戦い」 になると考えています。

いつ何時 「ノイズや爆音」 が発生するか分かったものじゃないので、作業中はスピーカーを使用した方が安全だと思います。

※ 当たり前ですが、「スピーカーならノイズや爆音が発生しない」 というわけではありません。

ヘッドフォンと同じ頻度で発生しますが、「耳元で爆音が鳴る」 よりは、耳へのダメージは少ないだろう。という意味です。

(その代わり、近所迷惑度が段違いですが…。 ^^;)

【重要】 音を鳴らすための設定

VSTHost の 「Engine → Run」 にチェックが入っていることを確認します。

【重要】

「Run」 にチェックが入っていないと、音が鳴りません。

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※ 「Run」 アイコンでも状態を確認出来ます。

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【重要】 MIDI信号を受信させないための設定

VSTe の場合は、基本的には 「MIDI信号を受信させない」 ように設定しておきます。

【重要】

VSTe を起動した後に必ず行って下さい。

(そうしないと、VSTe のパラメーターが勝手に変更されてしまう可能性があります。)

※ ただし、意図的に Domino のトラックからパラメーターを操作する場合は、例外です。

  1. 使用する VSTe を起動した直後に、「MIDI Parameters」 アイコンをクリックします。

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  2. 「Ctrl + クリック」 で選択を解除して、「MIDI Input Devices」 を 「何も選択していない状態」 にしてから、OK します。

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インサート と センド・リターン

VSTe の使い方として、「インサート」 と呼ばれる方法と、「センド・リターン」 と呼ばれる方法の2種類があるのですが、これらについて簡単に説明します。

【VSTe とは】

「VST Effects」 の略で、「VST 形式によるエフェクト」 という感じでしょうか。

※ VSTe という表現はあまり使われていなくて、単に VST と書かれている場合は VST エフェクト を指していることも よくあります。

【エフェクト とは】

「音を加工して、音質を変化させるもの」 という感じでしょうか。

例えば、クリーンギターの音にアンプシミュレーター系のエフェクトを掛けると、次のように変化します。

【インサート とは】

出力への経路 (「元の VST から Out までの線」) が、

の1本だけで接続されている形の使い方を、「インサート」 と呼びます。

(文字通り、間に挿入する形ですね。)

【例 : ReaFIR を インサート で接続した状態】

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インサートで接続する場合は、「使用する VSTe」 だけを 「Out」 に接続します。

(「元の VST」 は、「Out」 に接続しません。)

つまり、「そのエフェクトが掛かった音だけが欲しい」 場合は、インサートで接続する ことになります。

【例】

Amp Sim、EQ、Comp など。

【センド・リターン とは】

出力への経路 (「元の VST から Out までの線」) が、

の2本で接続されている形の使い方を、「センド・リターン」 と呼びます。

(…で、いいんですよね? ^^;)

(ちょっと長いので、以降は 「センド」 と省略します。)

【例 : epicVerb を センド で接続した状態】

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センドで接続する場合は、「元の VST」 と 「使用する VSTe」 の両方を 「Out」 に接続します。

つまり、「そのエフェクトが掛かっていない音」 と 「そのエフェクトが掛かった音」 の 「両方をミックスする」 場合は、センドで接続する ことになります。

【例】

Reverb、Chorus、Delay など。

※ ただ、普通は、その手のエフェクトには 「Mix ("エフェクトが掛かっていない音" と "エフェクトが掛かった音" の混ざり具合の調節)」 や 「Dry ("エフェクトが掛かっていない音" の音量パラメーター)」 のような、「元の VST を Out に接続しなくても、元の VST の音が鳴るような仕組み」 が搭載されていて、インサートでも問題無く使えるはずです。

【インサートの利点】

インサートは、ごく普通の使い方になりますので、利点などは特に考える必要はありません。

単純に、「センドで使わない場合は、インサートで使う」 ということになります。

【センドの利点】

センドの利点は、主に次の2つになるかと思います。

インサートで使用する方法

VSTe をインサートで使用する方法を、簡単に説明します。

ここでは、「クリーンギターの SoundFont」 に 「Amp Simulator の VSTe」 を掛けて、音を変化させてみます。

  1. sfz で SoundFont の 「Clean Electoric Guitar EGt Paci p5」 を読み込んで、「エフェクトを掛ける前の音」 を確認してみます。
    1. VSTHost の 「File → Import Performance...」 で、「Port 1」 の SoundFont の設定をインポートします。

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    2. sfz の GUI を表示して、「FILE」 の横のマスをクリックして、「Clean Electoric Guitar EGt Paci p5 ver○.sf2」 を読み込みます。

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    3. Domino の 「A-01」 トラックの 「ピアノの鍵盤上で右クリック」 するなどして、「エフェクトを掛ける前の音」 を確認してみます。

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  2. 「Amp Simulator の VSTe」 を起動して、「MIDI信号を受信させないための設定」 を行います。
    1. 「Amp Simulator の VSTe」 を起動します。ここでは、BTE Audio の 「Juicy77」 を起動します。

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    2. 起動した 「Juicy77」 の 「MIDI Parameters」 アイコンをクリックします。

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    3. 「Ctrl + クリック」 で選択を解除して、「MIDI Input Devices」 を 「何も選択していない状態」 にしてから、OK します。

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  3. sfz と Juicy77 をインサートで接続します。
    1. sfz と 「Out」 の接続を外します。

      次のどちらかの方法で、外します。

      • 「緑色の玉(?) 同士」 にマウスで線を引いて、両方の緑色の玉 (?) が黄色に光っている状態で 「右クリック」 します。

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      • 「Out」 の 「Chain After」 アイコンをクリックして、sfz のチェックを外してから、OK します。

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    2. Juicy77 を 「Out」 に接続します。

      次のどちらかの方法で、接続します。

      • 緑色の玉 (?) にマウスで線を引きます。

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        画像では黄色に光っていますが ^^;

        緑色の玉 (?) にマウスで線を引くことで、接続されます。

      • 「Out」 の 「Chain After」 アイコンをクリックして、Juicy77 にチェックを入れてから、OK します。

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    3. sfz と Juicy77 を接続します。

      次のどちらかの方法で、接続します。

      • 緑色の玉 (?) にマウスで線を引きます。

        画像読み込みエラー

        画像では黄色に光っていますが ^^;

        緑色の玉 (?) にマウスで線を引くことで、接続されます。

      • Juicy77 の 「Chain After」 アイコンをクリックして、sfz にチェックを入れてから、OK します。

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これで、Clean Electoric Guitar EGt Paci p5 の音に Juicy77 が掛かります。

Domino の 「A-01」 トラックの 「ピアノの鍵盤上で右クリック」 するなどして、「エフェクトが掛かった音」 を確認してみて下さい。

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【音が左側からしか鳴らない場合】

Version 1.52 現在、「モノラルの VST が左側からしか鳴らない」 という不具合があるようです。

そのため、次の作業を行う必要があります。

  1. 「モノラルの VST の接続先」 の 「Chain After」 アイコンをクリックします。

    ※ 今回の場合は、「Out」 になります。

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  2. 左端の 「Activate」 アイコンにチェックが入っている状態で、右側の 「Assign input channels」 アイコンをクリックします。

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  3. たぶんですが、「Auto-Stereo ○○」 が正常動作していないという不具合だと思いますので、「Auto-Stereo ○○」 の欄の 「…」 をクリックして、「Auto-Stereo ○○」 ではない方に変更して、OK します。

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    ※ 両方とも同じにします。

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ついでに、Juicy77 の使い方について、少しだけ説明します。

GUI を表示して、一番下の 「Modern American 4x12」 というマスをクリックすることで、Cabinet の種類を変更することが出来ます。

※ 種類によって音量が異なりますので、ご注意下さい。

(予想外に でっかい音量で鳴る恐れがあります。)

【まとめ】

「A → B → C」 と接続されている状態で、「A に VSTe をインサートで使用する」 場合、

  1. 「VSTe」 を起動して、「MIDI信号を受信させないための設定」 を行う。
    (「MIDI Input Devices」 を設定する。)
  2. 「A → B」 の接続を外す。
  3. 「VSTe → B」 の方向で接続する。
  4. 「A → VSTe」 の方向で接続する。
  5. GUI を表示するなどして、「VSTe」 のパラメーターを設定する。

というような流れになります。

※ インサーションで使用する場合は、出力への経路 (「元の VST から Out までの線」) は1本だけになります。

今回の例だと、「sfz (01) → Juicy77 → Out」 の1本になります。

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つまり、「sfz に Juicy77 が掛かった音」 だけが鳴るようにします。

「sfz (01) → Out」 + 「sfz (01) → Juicy77 → Out」 のような、2本の形にはしません。

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※ このような形にすると、「sfz の素の音」 と 「sfz に Juicy77 が掛かった音」 の2種類の音が鳴ってしまいます。

センドで使用する方法

VSTe をセンドで使用する方法を、簡単に説明します。

ここでは、「magical8bitPlugSample」 のデータに 「Delay の VSTe」 をセンドで掛けてみます。

  1. Domino で、「magical8bitPlugSample.dms」 を読み込みます。
  2. VSTHost の 「File → Import Performance...」 で、「magical8bitPlugSample」 用の設定をインポートします。

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    ※ 「Magical 8bit Plug x 4」 → 「Simple Na Mixer」 → 「Out」 の状態にします。

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    ※ よく分からないという方は、関連ページをやり直して下さい。

  3. 「Delay の VSTe」 を起動して、「MIDI信号を受信させないための設定」 を行います。
    1. 「Delay の VSTe」 を起動します。ここでは、GVST の 「GDelay」 を起動します。

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    2. 起動した 「GDelay」 の 「MIDI Parameters」 アイコンをクリックします。

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    3. 「Ctrl + クリック」 で選択を解除して、「MIDI Input Devices」 を 「何も選択していない状態」 にしてから、OK します。

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  4. GDelay を 「センド用の設定」 にします。
    1. GDelay の 「Pugin Edit」 アイコンをクリックして、GUI を表示します。

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    2. 「Dry」 のつまみ (?) を 「下方向にドラッグ」 して、左端 (「-Inf」 dB) にします。

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      【重要】

      センドで使用する場合は、「Dry」 の値を 「最小値」 にします。

    3. 「Effect」 のつまみ (?) を 「上方向にドラッグ」 して、右端 (「0.0」 dB) にします。

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      【重要】

      センドで使用する場合は、「Effect」 の値を 「最大値」 にします。

  5. Simple Na Mixer と GDelay をセンドで接続します。

    ※ センドで使用する場合は、「ミキサーの VSTe」 を使用すると、便利です。

    1. GDelay の 「Chain After」 アイコンをクリックします。

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    2. 起動している VST の一覧が表示されますので、「Simple Na Mixer」 の 左端の 「Activate」 アイコンにチェックを入れてから、右側の 「Assign input channels」 アイコンをクリックします。

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    3. 「…」 ボタンをクリックして、「Source」 を 「Send 1 L」 と 「Send 1 R」 に変更して、OK します。

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    4. Domino の 「Mixer 用のトラック」 のイベントリストで、Master Send 1 の 「メモイベント」 を編集します。「117 Master Send 1」 の上の 「【】【】【】」 をダブルクリックして、「接続した VSTe の名前」 などをメモします。

      例えば、「【GDelay】【L-ch】」 にします。

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  6. GDelay を 「Out」 に接続するのですが、今回の例 (「magical8bitPlugSample」 のデータに 「Delay の VSTe」 をセンドで掛けてみる) だと、ちょっと Delay の効果が分かり難いので、ここでは Delay の音は左側からしか鳴らないようにします。

    ※ 左側からしか鳴らないようにするのは、今回の例だけです。

    通常は、普通に 「Out」 に接続するだけで OK です。

    1. 「Out」 の 「Chain After」 アイコンをクリックします。

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    2. 「GDelay」 の 左端の 「Activate」 アイコンにチェックを入れてから、右側の 「Assign input channels」 アイコンをクリックします。

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    3. 2列目の 「…」 ボタンをクリックして、「* No Channel Selection *」 に変更して、OK します。

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  7. Domino の 「Mixer 用のトラック」 のイベントリストで、それぞれの Ch. の 「Send 1」 の値を調節します。
    1. まずは、Ch.01 と Ch.02 の Send 1 の値を 「100」 にしてみます。

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    2. 頭から演奏すると、左側から GDelay の音が聞こえるかと思います。…が、音量がちょっと大きいですね。
    3. Ch.01 と Ch.02 の Send 1 の値を小さくします。

      とりあえず、「40」 にしてみましょう。

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    4. 頭から演奏して、音量を確かめます。…まあ、こんなものでしょう。

ついでに、GDelay の使い方について、少しだけ説明します。

GUI を表示して、次の4つのパラメーターを調節します。

【Dry】

「エフェクトが掛かっていない音」 の音量です。

※ センドで使用する場合は、最小値にします。

【Effect】

「エフェクトが掛かった音」 の音量です。

※ センドで使用する場合は、最大値にします。

【Delay】

「○○ ms (ミリ秒) 後に、もう一度鳴らす」 という感じのパラメーターです。

※ この値で、Delay の時間を調節します。

例えば、値を大きくすると、遅れる時間が長くなります。

【Feedback】

「もう一度鳴らす音」 の音量です。

※ 「マイナスの値」 にすることで、遅れた音が だんだん小さくなって行きますので、この値で、Delay の回数を調節することになります。

※ 最大値 (「0.0 dB」) にすると、永遠に鳴り続けることになりますので、ご注意下さい。

(音量が減らずに鳴り続けるため。)

【まとめ】

センドで使用する場合は、

  1. エフェクトを掛ける VST を Mixer に接続する。

    ※ センドで使用する場合は、「ミキサーの VSTe」 を使用すると、便利です。

  2. 「使用する VSTe」 を起動して、「MIDI信号を受信させないための設定」 を行う。
    (「MIDI Input Devices」 を設定する。)
  3. 「使用する VSTe」 を 「センド用の設定」 にする。
    • 「Dry」 の値を 「最小値」 にする。
    • 「Effect」 または 「Wet」 の値を 「最大値」 にする。
  4. 「使用する VSTe」 を 「Mixer の Send-Channel」 に接続する。

    ※ 「使用するVSTe」 の 「Chain After」 アイコンから設定します。

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  5. 「使用する VSTe」 を 「Out」 に接続する。
  6. Mixer のパラメーターで、「エフェクトが掛かっていない音」 と 「Send」 の音量バランスを調節する。
  7. GUI を表示するなどして、「使用する VSTe」 のパラメーターを設定する。

というような流れになります。

※ センドで使用する場合は、出力への経路 (「元の VST から Out までの線」) は2本になります。

今回の例だと、「Magical 8bit Plug → Simple Na Mixer → Out」 + 「Magical 8bit Plug → Simple Na Mixer → GDelay → Out」 の2本になります。

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「センド」 の名前の通り、「センドに 送る音量」 を調節することで、各パートの 「エフェクトの掛かり具合」 を調節する感じです。

ちなみに、Mixer を使わない場合は、次の画像のようになります。

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※ GGain は、音量を調節する VSTe です。

GGain のような 「音量を調節する VSTe」 で、「エフェクトが掛かっていない音の音量」 と 「センドに 送る音量」 を別々に調節することで、各パートの 「エフェクトの掛かり具合」 を調節する感じです。

(見ての通り、面倒臭いので、「Mixer の VSTe」 を使った方が楽です。)

複数の VSTe を重ね掛けする方法

複数の種類の VSTe を、インサーションで一直線に接続することで、エフェクトの重ね掛けをすることが出来ます。

【重要】

この時、オーディオ信号の流れを意識して下さい。

接続された順番 (オーディオ信号の通り道の順番) にエフェクトが掛かります。

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例えば、上の画像の例だと、「VOCALOID2 VSTi → SPITFISH → ReaFIR → ModernCompressor → Out」 と接続されていますので、

  1. まず 「VOCALOID2 VSTi の音」 に SPITFISH が掛かります。これを仮に A とします。
  2. 次に、A の音に ReaFIR が掛かります。これを仮に B とします。
  3. 次に、B の音に ModernCompressor が掛かります。これを仮に C とします。
  4. その C の音、つまり 「VOCALOID2 VSTi の音に SPITFISH が掛かった音に ReaFIR が掛かった音に ModernCompressor が掛かった音」 が出力されます。

という流れになります。

順番を入れ替えることで、出力される音が変わったりしますので、色々と試して理想の音を探ってみて下さい。

ちなみに、「センドで使用した VSTeに、別の VSTe をインサーションで接続する」 ことで、「エフェクトが掛かった音」 だけに別のエフェクトを掛ける、なんてことも出来ます。

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例えば、上の画像の例だと、「GDelay が掛かった音」 に ReaFIR が掛かります。

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