初心者になるための耳コピMIDI講座

Domino Module Creator - Proteus VX (仮)

はじめに

【重要】

MIDI講座を読んでおいて下さい。

MIDI講座の方で 「Domino で VST を扱うための基礎知識」 を簡単に説明してありますので、一度そちらを読んでおいて下さい。

【Proteus VX とは】

2008年08月 に フリー化された、1024音色ものプリセットを持つサンプリング音源です。

スタンドアロン版 と VSTi版が セットになっています。

元々は、有料の機材に付属しているバンドル品 (Proteus X の機能限定版?) で、Pitch Bend Sensitivity (P.B.Range) の変更が出来ませんが、CC による ある程度の音色作りに対応しているため、割と使いやすい音源じゃないかなーと思います。

【重要】

Proteus VX の情報を調べてみると、環境依存のトラブルが存在する ということが分かりました。

ここで言う環境依存とは、素人でも何となく分かりそうな 「OS」、「デバイスの設定」 から、玄人でないと扱うのが危険風味な 「BIOS の設定」、果てはマニアックな知識を要する 「PC のパーツの種類」 など、様々なものを指します。

率直に申しまして、素人レベルの私には全く持って太刀打ち出来ませんので、Proteus VX のトラブル (エラーとか) に関して質問されても、何一つ回答することが出来ません。

予めご了承下さい。m(_ _)m

※ このページに書かれている内容についての質問は受け付けます。

【警告】 ヘッドフォンは危険…かも!?

Proteus VX は、音色 または 設定によっては 予想外にでっかい音 で鳴ることがあります。

そのため、ヘッドフォンで作業をしていると 耳を傷める危険性が無きにしも非ず。

ご注意下さい。

ダウンロード & インストール

Proteus VX

  1. E-MU Systems - Proteus VX へ移動します。
  2. 一番下にある 「Proteus VX Free Download 65.1MB」 をクリックして、「ProteusVX.zip」 を DL します。

    ※ 見付からない場合は、「Ctrl + F」 で検索して下さい。

  3. 「ProteusVX.zip」 を解凍して、出て来た 「Proteus VX」 フォルダの中の 「ProtVX」 フォルダの中の 「Setup.exe」 を実行します。
  4. 指示に従ってインストールするのですが、最後の 「ショートカットの作成の問い合わせ」 は、必ず 「はい」 にして下さい。

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  5. インストールされたサウンドライブラリを移動させます。

    ※ デフォルトのインストール先のままだと、UAC や VirtualStore なんかが面倒臭いので、これらが発動しない場所に移動させます。

    Proteus VX では、サウンドバンクのファイルを直接書き換えたり、新しく作成したりする作業をちょくちょく行いますので、VirtualStore が発動するような ややこしい場所ではなくて、自分が管理しやすい場所で管理した方が良いんじゃないかなーと思います。

    1. 任意の場所に、「サウンドライブラリを管理するフォルダ」 を作成します。

      例えば、「C:\DTM」 に 「E-MU Sound Central」 というフォルダを作成します。

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    2. 次の場所にインストールされているであろう 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 フォルダを、「右クリック → 切り取り」 します。

      【32bit OS の場合】

      C:\Program Files\Creative Professional\E-MU Sound Central

      【64bit OS の場合】

      C:\Program Files (x86)\Creative Professional\E-MU Sound Central

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    3. 先ほど作成した 「管理するフォルダ」 に、「右クリック → 貼り付け」 します。

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  6. 【重要】 音色データを読み込める状態にします。

    【重要】

    デフォルトの状態のままでは、音色ファイルを読み込むことが出来ません。

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    ※ ↑ な感じのエラーが出て、読み込まれません。

    1. 【重要】 デスクトップに作成された 「Proteus VX のショートカットを右クリック」 して、「管理者として実行」 から、スタンドアロン版の Proteus VX を起動します。

      ※ 右クリックメニューに 「管理者として実行」 が存在しない場合 (OS が Vista よりも前の場合) は、普通に起動します。

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      【重要】

      「管理者として実行」 を行うことにより、「.exb」 ファイルのアイコンが変更されます。

      たぶんですが、このアイコンが変更される (関連付けが変更される?) ことで、読み込めるようになるんじゃないかなーと思います。

      【読み込めない状態のアイコン】

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      【読み込める状態のアイコン】

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    2. 環境によっては、「このオーディオデバイスは使用出来ません。」 的なメッセージが表示される場合がありますが、無視します。

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    3. 自動的に音色データを読み込もうとして、「デフォルトの音色データが見付かりません。」 的なエラーが表示されますが、無視します。

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    4. スタンドアロン版の Proteus VX を終了させます。

      「.exb」 ファイルのアイコンが変更されていれば、基本的にはスタンドアロン版には もう用はありませんので、ショートカットを削除しても構いません。

  7. インストールされた VSTi を、VSTHost のリストに登録します。
    1. 次の場所にインストールされているであろう 「ProteusVX.dll」 を、「VST を保存するフォルダ」 内に移動させます。

      【32bit OS の場合】

      C:\Program Files\Steinberg\VstPlugins\E-MU

      【64bit OS の場合】

      C:\Program Files (x86)\Steinberg\VstPlugins\E-MU

      例えば、「C:\DTM\VstPlugins x86\VSTi」 に移動させます。

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    2. VSTHost の 「File → Fast Rescan PlugIns」 で、VST のリストに登録します。

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  8. 念のため、「.exb」 ファイルのバックアップを取っておきます。

    「.exb」 ファイルは、Proteus VX の音色リストで、これを読み込むことによって、Proteus VX は音を鳴らせるようになります。

    そんな重要なファイルなのですが、Proteus VX の操作をちょっと誤ると、終了時に 「保存の確認」 が出たりして、誤って上書きしてしまう恐れがあります ので、念のため、「.exb」 ファイルのバックアップを取っておいた方が良いです。

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    1. 「サウンドライブラリを管理するフォルダ」 に移動させた 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 フォルダの中の 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 を、「右クリック → コピー」 します。

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    2. 「右クリック → 貼り付け」 または、キーボードの 「Ctrl + V」 で、その場で 「貼り付け」 します。

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    3. 「貼り付け」 されたファイルを、分かりやすい名前にリネームします。

      例えば、「Backup_0.exb」 にします。

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  9. VSTi版の Proteus VX を起動して、マルチアウト用の初期設定を行います。

    【マルチアウト とは】

    簡単に言うと、「マルチティンバー音源で、音色毎に別々の VSTe が掛けられる」 という便利な使い方です。

    1. Proteus VX を起動します。

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    2. 「Plugin Edit」 アイコンをクリックして、GUI を表示します。

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    3. 「Option → Preferences...」 を選択します。

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    4. 「Audio」 タブで、左下の 「VST」 の 「Output buses」 を、将来的に使用するであろうアウトの数に設定して、OK します。

      例えば、「16」 にします。

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    5. 「次回起動時から有効」 的なメッセージが表示されますので、OK します。

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    6. 「Close」 アイコンをクリックして、Proteus VX を閉じます。

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  10. 再び Proteus VX を起動して、Domino 定義ファイルを作成するための準備を行います。
    1. Proteus VX を起動します。

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    2. 「Plugin Edit」 アイコンをクリックして、GUI を表示します。

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    3. 「File」 をクリックして、一番下の履歴の 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 をクリックして、不要な履歴を削除します。

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      「デフォルトの音色データが見付かりません。」 的なエラーが表示されますので、OK します。

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    4. 「File → Open」 で、「サウンドライブラリを管理するフォルダ」 内に移動させた 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 フォルダの中の 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 ファイルを読み込みます。

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    5. 「File → Save Text Listing...」 で、音色リスト (「.txt」 ファイル) を書き出します。

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  11. マルチアウトの設定を行って、「.exb」 ファイルに保存します。

    Proteus VX には、全 Chnannel の情報 (音色、Volume、Pan、FX、OUTPUT 等の設定) を 「.exb」 ファイルに保存する機能があります。

    ※ バンクファイル (「.exb」 ファイル) 自体に保存するため、異なるホストアプリ間でも読み込めるという利点があります。

    1. 右側の画面の左上にある 「1-16」 タブをクリックします。

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    2. 右上にある 「OUTS」 タブをクリックします。

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    3. 「OUTPUT」 の 「▽」 をクリックして、出力する 「Bus」 を変更します。

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      【設定出来なくなる場合】

      環境によっては、「高速で連打しているような感じ」 の状態になって、設定出来なくなる場合があります。

      その場合は、次のことを試してみて下さい。

      1. キーボードの 「Ctrl + Shift + Esc」 を押す (※ 「Ctrl」 キーと 「Shift」 キーを押しながら、「Esc」 キーを押す) などして、「タスク マネージャ」 を起動します。
      2. 「プロセス」 タブの 「イメージ名」 で、「vsthost.exe」 または 「vsthost.exe *32」 を選択して、右下の 「プロセスの終了」 をクリックします。

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      3. 「タスク マネージャの警告」 が表示されますので、キャンセルします。

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      これで、「高速で連打しているような感じ」 の状態が解除されるかと思います。

    4. 「Multisetup → Store...」 を選択します。

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    5. 「Number」 と 「Name」 を設定して、OK します。

      例えば、「0」 と 「Multiout Bus x16」 にします。

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    6. 「File → Save」 で、「.exb」 ファイルを上書き保存します。

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  12. 念のため、マルチアウトの設定を保存した 「.exb」 ファイル のバックアップを取っておきます。
    1. 「サウンドライブラリを管理するフォルダ」 に移動させた 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 フォルダ内の 「Proteus X Composer v2.0.1.exb」 を、「右クリック → コピー」 します。

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    2. 「右クリック → 貼り付け」 または、キーボードの 「Ctrl + V」 で、その場で 「貼り付け」 します。

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    3. 「貼り付け」 されたファイルを、分かりやすい名前にリネームします。

      例えば、「Backup_1.exb」 にします。

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Domino Module Creator - Proteus VX (仮)

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【概要】

「Proteus VX 用の Domino定義ファイル」 を作成するソフトです。

HSP (Hot Soup Processor) で作ってみました。

Proteus VX の 「File → Save Text Listing...」 で書き出されるテキストファイルを読み込んで、音色リストを作成します。

また、各自の好みに合わせて、いくつかの設定を変更出来ます。

【ダウンロード】

※ 確認作業が不十分なため、何かしら間違っているかもしれません。

ミスなどを発見されましたら、メールフォーム より報告をして頂けると非常に助かります。m(_ _)m

【免責事項】

【インストール方法】

【アンインストール方法】

レジストリの登録は行っていませんので、インストールしたファイルやフォルダを削除すれば、アンインストール完了…のはずです。

使い方 - Domino Module Creator - Proteus VX (仮)

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  1. 「ok_DMC ProteusVX.exe」 を実行して、「Domino Module Creator - Proteus VX (仮)」 を起動します。
  2. Proteus VX の 「File → Save Text Listing...」 で書き出した 音色リスト (「.txt」 ファイル) をドラッグ&ドロップして、「音色リストの Path」 を設定します。

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    すると、「ファイル名 (.xml)」 「定義ファイル名」 が、読み込んだ音色リストに合わせて更新されます。

  3. 「ファイル名 (.xml)」 「フォルダ名」 「定義ファイル名」 を設定します。

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    ファイル名 (.xml)

    作成する定義ファイルのファイル名です。

    分かりやすい名前を付けましょう。

    フォルダ名、定義ファイル名

    Domino の 「環境設定 → MIDI-OUT」 で設定する時に表示される 「フォルダ名 & 定義ファイル名」 です。

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    探しやすい名前を付けましょう。

  4. 「Rhythm TrackのGate値」 「自動プレビューまでの遅延時間」 を設定します。

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    Rhythm TrackのGate値

    Domino の リズムトラックの デフォルトGate の値です。

    ※ Domino では、リズムトラックの Gate の値が固定になっていて、定義ファイルで値を設定する仕様になっています。

    「30」 では うまく発音してくれない、という場合は、値を大きくしてみて下さい。

    自動プレビューまでの遅延時間

    Domino の 「プログラムチェンジイベントのプロパティ」 で 「音色変更時に発音」 する時に、「音色が切り替わってから発音プレビューするまでの時間差」 です。

    単位はミリ秒 (「1000」 で 「1秒」) になります。

    Independence Free などが分かりやすいと思いますが、音源によっては音色の切り替えに時間が掛かる場合があるため、「自動プレビューまでの遅延時間」 を設定しておかないと、音色変更時に正しい音色で発音プレビューされません。

    ※ 最適な値は各自の環境によって異なります。

    「音色変更時の発音プレビューの音色がおかしい」 と感じた場合は、値を大きくしてみて下さい。

  5. 各テンプレートを追加するかどうかを設定します。

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    PB のテンプレート

    「あり」 にすると、Domino の 「挿入 → テンプレート」 に 「Pitch Bend」 のテンプレートが追加されます。

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    ※ 「なし」 にすることで Domino のメモリ使用量が 「約 59.7KB」 減りますので、不要な方は 「なし」 にして下さい。

    Pan のテンプレート

    「あり」 にすると、Domino の 「挿入 → テンプレート」 に 「Panpot」 のテンプレートが追加されます。

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    ※ 「なし」 にすることで Domino のメモリ使用量が 「約 14.6KB」 減りますので、不要な方は 「なし」 にして下さい。

  6. 「トラックの設定」 を行います。

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    【トラック名の編集】

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    各 Ch. の 「トラック名」 と 「種類」 を設定します。

    【トラック数】

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    「新規作成」 時 および 「デフォルトトラックの追加」 時の、トラック数を設定します。

    毎回 16個も使わないだろう という方は、数を減らしておくと、Domino のメモリ使用量が若干減ります。

    【Start 小節の位置 (Tick)】

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    「2つ目の Tempo」 「マーク」 の初期位置に影響します。

    例えば、2小節目の頭に配置する場合は、「1920」 にします。

    例えば、4小節目の頭に配置する場合は、「5760」 にします。

  7. 音色リストの表示方法を設定します。

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    Domino の 「プログラムチェンジのプロパティ」 での、リストの表示方法です。

    全部試してみて、一番使いやすいと感じた組み合わせにして下さい。

    【マップの分割】

    0: なし

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    マップを分割しないで、一つにまとめます。

    この時のマップ名は、「parts」 フォルダ内の 「Map Name.txt」 の 「Map Name=○○」 の ○○部分を書き換えることで変更可能です。

    1: Category

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    Category 毎にマップを分割します。

    【16個毎に分割】

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    ON にすると、マップを 16個毎に分割して、PC#欄 に スクロールバーを表示させないようにします。

    マウスで操作する場合に、サクサク選べるんじゃないかなーと思って用意したのですが、音色数が多いと ごちゃごちゃして分かり難くなるかもしれません。 ^^;

    ※ 不要な方は、OFF にして下さい。

    【スペースの数】

    16個毎に分割する場合に、見やすくならないかなーと思って、偶数個目の マップ の頭に半角スペースを追加するのですが、その数を設定します。

    ※ 半角スペースが不要な方は、「0」 にして下さい。

    【音色の並び順】

    0: Bank# 順

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    Bank# 順です。

    「000:001 〜 000:128」 → 「001:001 〜 001:128」 → 「...」 → 「127:001 〜 127:128」 という順番になります。

    1: PC# 順

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    PC# 順です。

    「000:001 〜 127:001」 → 「000:002 〜 127:002」 → 「...」 → 「000:128 → 127:128」 という順番になります。

    2: 登録順

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    音色リストの登録順になります。

    【Category が無い音色のマップ名】

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    分かりやすい名前を付けましょう。

  8. 「CPU の不可を下げる」 は、基本的には 「OFF」 で構いません。

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    ※ 「ON」 にすると、処理時間がものすごく遅くなりますが、CPUの負荷が下がります。

  9. 各設定が完了したら、右下の 「書き出し」 ボタンをクリックします。

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    すると、「ファイル名 (.xml)」 に入力されている名前の定義ファイルが書き出されます。

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  10. 書き出された定義ファイル (「.xml」 ファイル) を、Domino をインストールしたフォルダの 「Module」 フォルダの中に移動させます。

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使い方 - Proteus VX

事前の準備

Domino の設定

【Domino から音を鳴らすための設定】

Domino の 「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 の 「MIDI OUT デバイス」 を、「仮想MIDIケーブル」 に設定します。

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【Domino 定義ファイルを使用するための設定】

Domino の 「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 の 「音源(音源定義ファイル)」 を、「Domino Module Creator - Proteus VX (仮) で作成した定義ファイル」 に設定します。

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Proteus VX の設定をエクスポートしておく

※ 一度、設定してエクスポートしておけば、それ以降はインポートするだけで済みます。

  1. VSTHost 上で Proteus VX を起動して、Domino のトラックと関連付けます。
    1. VSTHost 上で Proteus VX を起動します。

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    2. 「MIDI Parameters」 アイコンをクリックします。

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    3. 「MIDI Input Devices」 タブで、使用する 「仮想MIDIケーブル」 を選択して、OK します。

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      【重要】

      「Filter Settings」 は設定しません。

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      ※ Proteus VX は、マルチティンバー音源ですので、受信 Channel を制限する必要はありません。

  2. GUI を表示して、「.exb」 ファイルを読み込みます。
    1. 「Plugin Edit」 アイコンをクリックして、GUI を表示します。

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    2. 「File → Open...」 または 「File → 一番下の履歴」 から、「.exb」 ファイルを読み込みます。

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  3. マルチアウトの設定を読み込みます。
    1. 左画面に表示されている 「Presets」 フォルダを閉じます。

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    2. 「Presets」 フォルダの下の 「Multisetups」 フォルダを開いて、あらかじめ保存しておいたマルチアウトの設定を 「右クリック → Load」 します。

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    3. 右画面の表示が変更された場合は、左画面の左上の 「Proteus VX VSTi (○○.exb)」 と表示されている部分をクリックして、元の画面に戻します。

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  4. Mixer を起動して、Domino のトラックと関連付けます。

    ※ マルチアウトで使用する場合は、Mixer 経由で音を鳴らします。

    「Out」 のインプットチャンネルは2個しか無いため、「Out」 に直接接続すると、1つの Bus からしか音が鳴りません。

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    Mixer であれば、十分な数のインプットチャンネルがあるでしょうから、全ての Bus から音を鳴らせるはずです。

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    Simple Na Mixer を起動して、

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    「MIDI Input Devices」 と、

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    「Filter Settings」 の 「Channels」 を設定します。

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    ※ 分かりやすいように、Proteus VX に設定した 「仮想MIDIケーブル」 のナンバーだけチェックを外した状態にしておきます。

  5. 「Mixer → Out」 の方向で接続します。

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  6. 「Proteus VX → Mixer」 の方向で接続します。

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    ※ 普通に接続するだけで OK です。

    (自動的に全ての Bus が接続されます。)

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  7. 「File → Export Performance...」 で、エクスポートします。

    【重要】

    「File → Auto Save PlugIn Banks」 にチェックが入っていることを確認して下さい。

    (※ 入っていない場合は、保存する前に チェックを入れて下さい。)

    ※ 「File → Autosave PlugIn Banks」 にチェックが入っていないと、VST のパラメーターが保存されません。

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音を鳴らすための準備

【VSTHost で、Proteus VX の設定をインポートする】

「File → Import Performance...」 で、Proteus VX の設定をインポートします。

※ 既に Proteus VX の設定が完了済みの場合は、不要です。

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【Domino で、使用するトラックを用意する】

Domino の 「トラックセレクトペインを右クリック → デフォルトトラックの追加」 で、使用するトラックを追加します。

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※ Mixer 用のトラックと、Proteus VX 用のトラックを追加します。

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【不要なトラックをまとめて削除する方法】

トラックリストで 「Shift + クリック」 や 「Ctrl + クリック」 すると、複数のトラックを選択出来ますので、その状態で 「右クリック → 削除」 します。

※ Domino Version 1.42 dev004 (2011⁄09⁄25) からの、新機能です。

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音色を変更する方法

【Program Change で音色を選択する】

こちらがの方法が、一番楽だと思います。

  1. Domino のイベントリストペインで、「Program Change (PC:○○)」 をダブルクリックします。

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    【イベントリストペインが表示されていない場合】

    「表示 → イベントリストペイン → イベントリストペイン」 または 「ツールバーの 画像読み込みエラー アイコン」 をクリックして、イベントリストペインを表示します。

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    【「Program Change (PC:○○)」 が存在しない場合】

    「挿入 → プログラムチェンジ」 または 「ツールバーの 画像読み込みエラー アイコン」 をクリックして、Program Change を挿入します。

  2. 「プログラムチェンジイベントのプロパティ」 が表示されますので、音色を選択して、OK します。

    ※ 左上の 「音色変更時に発音」 にチェックを入れておくと、選択時に音を確認することが出来ます。

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    【Proteus VX の音色リストが表示されない場合】

    「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 で、「音源(音源定義ファイル)」 に 「Proteus VX の定義ファイル」 を設定して下さい。

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    ※ 「音源(音源定義ファイル)」 を変更すると、「Program Change の音色リスト」 の内容が変更されます。

【その他の方法】

「Proteus VX の GUI 上で変更する」 などの方法がありますが、説明は省略します。

「音量・位置」 を変更する方法

各トラックの 「CC#7 Volume」 で 「音量」 を、「CC10# Panpot」 で 「位置」 を設定します。

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※ 「ツールバーの 画像読み込みエラー アイコン」 を OFF にしておくと、演奏しながらイベントリストで値を変更することが出来ます。

ちなみに、ミキサーのトラックを使用すると、複数のトラックの 「音量・位置」 をまとめて管理することが出来ます。

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音色を作成する方法

Domino のイベントリストから、音色作りを行います。

※ プリセットのままで構わない場合は、音色作りを行う必要はありません。

  1. 「Program Change (PC:○○)」 で、元となる音色を選択します。

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  2. イベントリストで、音色作り用のパラメーターを挿入します。
    1. イベントリストで、「---- All Parameters ----」 にカーソルを移動させます。

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    2. 「挿入 → コントロールチェンジ(複数)」 または 「ツールバーの 画像読み込みエラー アイコン」 をクリックして、音色作り用のパラメーター (「Ctrl A 〜 P」) を挿入します。

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      ※ Step は 「10」 で ちょうど良い感じになります。

  3. 音色作り用のパラメーターの初期値を入力します。
    1. Proteus VX の GUI を表示して、「1-16」 タブをクリックします。

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    2. 先ほど選択した音色をクリックします。

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    3. 右画面の左下に、「CTRL A」 〜 「CTRL P」 の値が表示されますので、それを見ながら Domino のイベントリストの [A] 〜 [P] の値を入力して行きます。

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  4. [A] 〜 [P] の値を変更すると、音色が変わります。

    ※ 「ツールバーの 画像読み込みエラー アイコン」 を OFF にしておくと、演奏しながらイベントリストで値を変更することが出来ます。

音色を追加する方法

「.exb」 形式のサウンドバンクに対応しているサウンドライブラリ を導入することで、音色を追加することが可能なようです。

詳しくは、関連サイトを参照して下さい。

【関連サイト】

具体的な方法を、簡単に説明します。

  1. サウンドライブラリを導入します。

    ネット上で公開されているものを探したり、販売されているものを購入したりして、サウンドバンクを導入します。

    ここでは、がっでむさんが無料で公開されている 「K4E!v2」 を導入します。

    1. Fantasic Phantasy (自称DTMサイト) へ移動します。
    2. 「本体ダウンロード」 の下の 「k4ev2.zip」 をクリックして、「k4ev2.zip」 を DL します。

      ※ 必要であれば、「PDFマニュアル」 も DL します。

    3. DL した 「k4ev2.zip」 を解凍して、出て来たフォルダ内の 「demo1.mid」 と 「demo2.mid」 と 「Readme.txt」 を、「k4ev2.exb」 フォルダの中に移動させます。

      ※ 「Readme.txt」 は、一度は読んでおきましょう。

      ※ 「k4e_j.pdf」 も DL している場合は、そちらも移動させます。

    4. それぞれのファイルを移動させた 「k4ev2.exb」 フォルダを、「サウンドライブラリを管理するフォルダ」 に移動させます。

      例えば、「C:\DTM\E-MU Sound Central」 に移動させます。

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  2. 念のため、「.exb」 ファイルのバックアップを取っておきます。
    1. 移動させた 「k4ev2.exb」 フォルダの中の 「k4ev2.exb」 ファイルを、「右クリック → コピー」 します。

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    2. 「右クリック → 貼り付け」 または、キーボードの 「Ctrl + V」 で、その場で 「貼り付け」 します。

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    3. 「貼り付け」 されたファイルを、分かりやすい名前にリネームします。

      例えば、「Backup_0.exb」 にします。

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  3. Proteus VX を起動して、Domino 定義ファイルを作成するための準備を行います。
    1. Proteus VX を起動します。

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    2. 「Plugin Edit」 アイコンをクリックして、GUI を表示します。

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    3. 「File → Open」 で、「サウンドライブラリを管理するフォルダ」 内に移動させた 「k4ev2.exb」 フォルダの中の 「k4ev2.exb」 ファイルを読み込みます。

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    4. 「File → Save Text Listing...」 で、音色リスト (「.txt」 ファイル) を書き出します。

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  4. マルチアウトの設定を行って、「.exb」 ファイルに保存します。
    1. 右側の画面の左上にある 「1-16」 タブをクリックします。

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    2. 右上にある 「OUTS」 タブをクリックします。

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    3. 「OUTPUT」 の 「▽」 をクリックして、出力する 「Bus」 を変更します。

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      【設定出来なくなる場合】

      環境によっては、「高速で連打しているような感じ」 の状態になって、設定出来なくなる場合があります。

      その場合は、次のことを試してみて下さい。

      1. キーボードの 「Ctrl + Shift + Esc」 を押す (※ 「Ctrl」 キーと 「Shift」 キーを押しながら、「Esc」 キーを押す) などして、「タスク マネージャ」 を起動します。
      2. 「プロセス」 タブの 「イメージ名」 で、「vsthost.exe」 または 「vsthost.exe *32」 を選択して、右下の 「プロセスの終了」 をクリックします。

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      3. 「タスク マネージャの警告」 が表示されますので、キャンセルします。

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      これで、「高速で連打しているような感じ」 の状態が解除されるかと思います。

    4. 「Multisetup → Store...」 を選択します。

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    5. 「Number」 と 「Name」 を設定して、OK します。

      例えば、「3」 と 「Multiout Bus x16」 にします。

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    6. 「File → Save」 で、「.exb」 ファイルを上書き保存します。

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  5. 念のため、マルチアウトの設定を保存した 「.exb」 ファイル のバックアップを取っておきます。
    1. 「サウンドライブラリを管理するフォルダ」 に移動させた 「k4ev2.exb」 フォルダの中の 「k4ev2.exb」 ファイルを、「右クリック → コピー」 します。

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    2. 「右クリック → 貼り付け」 または、キーボードの 「Ctrl + V」 で、その場で 「貼り付け」 します。

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    3. 「貼り付け」 されたファイルを、分かりやすい名前にリネームします。

      例えば、「Backup_1.exb」 にします。

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  6. Domino 定義ファイルを 「作成 → 導入 → 設定」 します。
    1. 「Domino Module Creator - Proteus VX (仮)」 を起動して、「File → Save Text Listing...」 で書き出した 音色リスト (「.txt」 ファイル) をドラッグ&ドロップします。

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    2. 必要であれば、各種設定を行ってから、「書き出し」 ボタンをクリックして、定義ファイルを書き出します。

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    3. 書き出された定義ファイル (「.xml」 ファイル) を、Domino をインストールしたフォルダの 「Module」 フォルダの中に移動させます。

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    4. Domino の 「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 で、「音源(音源定義ファイル)」 に設定します。

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  7. Domino Domino のトラックとの関連付け等を行って、エクスポートしておきます。
    1. 「MIDI Parameters」 アイコンをクリックして、「MIDI Input Devices」 タブで、使用する 「仮想MIDIケーブル」 を選択して、OK します。

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      【重要】

      「Filter Settings」 は設定しません。

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      ※ Proteus VX は、マルチティンバー音源ですので、受信 Channel を制限する必要はありません。

    2. Mixer を起動して、Domino のトラックと関連付けます。

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      ※ 分かりやすいように、Proteus VX に設定した 「仮想MIDIケーブル」 のナンバーだけチェックを外した状態にしておきます。

    3. 「Mixer → Out」 の方向で接続します。

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    4. 「Proteus VX → Mixer」 の方向で接続します。

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    5. 「File → Export Performance...」 で、エクスポートします。

      【重要】

      「File → Auto Save PlugIn Banks」 にチェックが入っていることを確認して下さい。

      (※ 入っていない場合は、保存する前に チェックを入れて下さい。)

      ※ 「File → Autosave PlugIn Banks」 にチェックが入っていないと、VST のパラメーターが保存されません。

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必要最小限のサウンドライブラリを作成する

「各 Ch. が使用している音色のみ」 で構成されたサウンドライブラリを、新規に作成します。

たぶん、負荷が減ると思いますので、曲中に使用する音色が決定した後は、積極的に使って行った方が良いかもしれません。

例えば、デフォルトの状態と比べると、「1024音色 → 16音色」 と激減しますので、その分の負荷が減るかと思います。

(とりあえず、メモリ使用量は減っていました。)

※ 低スペック環境で、「.wav 化の際に処理落ちしてしまう」 という場合は、こちらを試すと うまく行くようになるかもしれません。

  1. 「Domino で Setup小節を再生する」 などして、「Proteus VX の各 Ch. が、使用する音色を読み込んだ状態」 にします。

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  2. 「Multisetup → Export...」 で、必要最小限のサウンドライブラリを作成します。

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    ※ 作成している曲の 「曲名」 など、分かりやすい名前を付けましょう。

  3. 作成したライブラリの 「.exb」 ファイルを読み込んで、マルチアウトの設定を保存します。

    ※ 新規に作成したサウンドライブラリでは、マルチアウトの設定が初期化されてしまっていますので、設定し直す必要があります。

    1. 「File → Open」 で、作成したライブラリの 「.exb」 ファイルを読み込みます。

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    2. マルチアウトの設定を行います。

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    3. 「Multisetup → Store...」 で、「Number」 と 「Name」 を設定して、OK します。

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    4. 「File → Save」 で、「.exb」 ファイルを上書き保存します。

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補足説明

ドラムセットリストについて

ドラムセットリストは 「トラック情報の更新」 用の一つしか用意していません。

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ドラムを使用する時は、ドラムセットリストで 「トラック情報の更新」 をした後で、音色リストの 「Kit」 からドラムを選択して下さい。

  1. Program Change (PC:○○) をダブルクリックして、ドラムセットリストで 「トラック情報の更新」 にチェックを入れて OK すると、ピアノロールの鍵盤部分に Note No. が表示されます。

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    ※ Note No. が表示されない場合は、「ファイル → 環境設定 → ピアノロール (1)」 の 「リズムトラックの各楽器名のノート番号」 を 「表示する」 に設定して下さい。

  2. その後、再び Program Change (PC:Rhythm Map) をダブルクリックして、「音色リスト」 の 「Kit」 から、使用するドラムを選択します。

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ピアノロールにドラムの楽器名が表示されませんが、気にすることはありません。

ドラムの楽器の選択は、楽器名ではなくて、「耳と Note No.」 とで把握するようにしましょう。

どの道、楽器名が表示されている場合でも、「音を聞いてから、その楽器を使うかどうかを判断」 しますよね?

つまり、楽器名の表示がある場合も、無い場合も、行動自体は何も変わらないのです。

「CCM#151 P.B.Range (dummy)」 について

「CCM#151 P.B.Range (dummy)」 は、イベントグラフの 「選択範囲へ直線・曲線を入力」 用のダミーデータです。

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※ 「選択範囲へ直線・曲線を入力」 には、「P.B.Range」 を元に値を指定する機能があります。

デフォルトだと、「P.B.Range」 の値が 「2」 になるのですが、「12」 の方が便利なので、ダミーとして入れてあります。

(RPN:Pitch Bend Sensitivity を出力しますが、Proteus VX では無効です。)

【重要】

※ Proteus VX は、機能制限により Pitch Bend Sensitivity (P.B.Range) の変更が出来ないらしいです。

・ピッチベンドレンジの変更

できません。

これはE-MU音源の昔からの仕様が関係するのですが、E-MUのサンプラーや音源モジュールはピッチベンドレンジをRPNでいじることができません。

その代わり、インストゥルメント(レイヤー)ごとに独立して設定できたりします。そうやってエディットして保存した音色を使うのが前提になっていたのですが、どうしてもMIDI経由でコントロールしたい場合にはエクスクルーシブを使っていました。

ProteusX⁄EmulatorXシリーズでもピッチベンドレンジは音色パラメータとして詳細エディットページに一緒に載っているのですが、LEやVX はこの詳細エディットページを使用できない、という機能限定版ですので、結果的にベンドレンジの変更はできないわけです。

E-MU Proteus VXの続き: がっでむ無法地帯 より

FAQ

Ch.01 以外のトラックの音が鳴らない

Q. Ch.01 以外のトラックの音が鳴りません。

A1.

「Options」 で、「Multi Mode」 になっているかどうかを確認して下さい。

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「Multi Mode」 になっていないと、Ch.01 以外は音が鳴りません。

A2.

Domino で頭から演奏して下さい。

デフォルトでは、Ch.01 以外は音色が読み込まれていないため、音が鳴りません。

Domino で頭から演奏して、Program Change を受信させることで、音色が読み込まれて音が鳴るようになります。

A3.

「Mixer の VSTe」 に接続して下さい。

※ マルチアウトで使用する場合は、Mixer 経由で音を鳴らします。

「Out」 のインプットチャンネルは2個しか無いため、「Out」 に直接接続すると、1つの Bus からしか音が鳴りません。

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Mixer であれば、十分な数のインプットチャンネルがあるでしょうから、全ての Bus から音を鳴らせるはずです。

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正しく演奏されない

Q. 演奏が、何だか間延びしたような感じになります。

A.

「Devices → Wave...」 の 「Buffer Size」 の値を 「小さく」 してみて下さい。

「Buffer Size」 の値が大き過ぎると、正しく演奏されない場合があります。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

ドラムはどこ?

Q. ドラムセットリストが一つしか無いのですが、Proteus VX には、ドラムが存在しないのでしょうか?

A.

大抵は 「音色リスト」 の 「Kit」 マップや 「Percussion」 マップなどに まとめてあるかと思います。

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ドラムが正しく鳴らない

Q. ドラムの演奏が、所々抜け落ちた感じになってしまいます。

A.

「イベント → 一括変更」 や 「イベント → レガート」 などで、「Gate」 の値を大きくしてみて下さい。

Gate の値が小さ過ぎると、ドラムが発音しない場合があります。

(最適な値は、テンポによって異なります。…たぶん。)

Pitch Bend が全然効かない

Q. Pitch Bend による音程の変化が、あまり感じられません。

A.

仕様です。

Proteus VX では、Pitch Bend Sensitivity (P.B.Range) の変更が出来ないらしいですので、上下に2半音までしか変化しません。…たぶん。

・ピッチベンドレンジの変更

できません。

これはE-MU音源の昔からの仕様が関係するのですが、E-MUのサンプラーや音源モジュールはピッチベンドレンジをRPNでいじることができません。

その代わり、インストゥルメント(レイヤー)ごとに独立して設定できたりします。そうやってエディットして保存した音色を使うのが前提になっていたのですが、どうしてもMIDI経由でコントロールしたい場合にはエクスクルーシブを使っていました。

ProteusX⁄EmulatorXシリーズでもピッチベンドレンジは音色パラメータとして詳細エディットページに一緒に載っているのですが、LEやVX はこの詳細エディットページを使用できない、という機能限定版ですので、結果的にベンドレンジの変更はできないわけです。

E-MU Proteus VXの続き: がっでむ無法地帯 より

演奏を 「.wav」 にする方法

Q. Domino の演奏を 「.wav」 ファイルにする方法を教えて下さい。

A.

MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

「.wav」 を合成する方法

Q. 複数の 「.wav」 ファイルを一つにまとめる方法を教えて下さい。

A.

MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

音が鳴らない

Q. 音が鳴りません。

A1.

「Engine → Run」 にチェックが入っているかを確認して下さい。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

A2.

事前の準備 および 音を鳴らすための設定 が正しく行われているかどうかを確認して下さい。

A3.

Domino の 「トラックのプロパティ」 で、「ポート」 と 「チャンネル」 が合っているかどうかを確認して下さい。

「関連付けしたトラックとは異なる設定のトラック」 からは、音が鳴りません。

A4.

「.exb」 ファイルを読み込んでいるかどうかを確認して下さい。

「.exb」 ファイルを読み込んでいない状態だと、音が鳴りません。

A5.

「Devices → Wave...」 の 「Output Port」 に、ASIO Driver を設定してみて下さい。

Proteus VX の VSTi は、ASIO Driver を使わないと音が鳴らなかったような気がします。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

A6.

一度 Windows を再起動してから、一番最初に 「loopMIDI → VSTHost → Domino」 の順番で起動させてみて下さい。

たまに ASIO Driver が認識不可能な状態 (「Devices → Wave...」 の 「Output Port」 で ASIO Driver が表示されない状態) になる場合があります。

その場合は、VSTHost を終了させて、しばらく時間を空けてからリトライすると解決する場合もありますが、Windows を再起動した方が手っ取り早いです。

ASIO Driver にすると、VST の音が鳴らない

Q. ASIO Driver に設定すると、VSTHost の音が鳴りません。

A.

いくつかの原因が考えられます。

MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

ASIO Driver にすると、他の音が鳴らない

Q. ASIO Driver に設定すると、VSTHost 以外の音が鳴りません。

A.

仕様です。

環境によっては、ASIO Driver に設定すると、VSTHost 以外の音が鳴りません。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

ちなみに、「.wav」 ファイルは VSTHost 上で鳴らせますので、VST と 「.wav」 ファイルを同時に鳴らすことは可能です。

「Domino と同期再生」 させることも出来ます。

【関連ページ】

MIDI講座 ⁄ 序章 チュートリアル ⁄ #02 オーディオ環境の導入

Program Change で音色が変更されない

Q. Program Change を変更しても、楽器が変更されません。

A.

「Options → Preference...」 の 「MIDI」 タブで、「Receive Program Changes」 にチェックが入っているかを確認して下さい。

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※ 「Receive Program Changes」 にチェックが入っていないと、Program Change は無効になります。

パラメーターが効かない

Q. Domino のパラメーターが効かないのですが…。

A.

「Options → Preference...」 の 「Controllers」 タブで、「Use Defaults」 と同じ設定になっているかどうかを確認して下さい。

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※ 「Controllers」 の設定が異なると、Domino のほとんどのパラメーターは無効になります。

更新内容

11.11.20

11.11.20 Ver 0.07 (alpha)


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