【重要】
MIDI講座を読んでおいて下さい。
MIDI講座の方で 「Domino で VST を扱うための基礎知識」 を簡単に説明してありますので、一度そちらを読んでおいて下さい。
【Synth1 とは】
「代表的な フリーの VSTi」 の代名詞的な存在、と言っても過言では無いくらい有名な、国産でフリーのソフトシンセです。
真っ先に入れておきましょう。
Synth1 は、音色 または 設定によっては 予想外にでっかい音 で鳴ることがあります。
そのため、ヘッドフォンで作業をしていると 耳を傷める危険性が無きにしも非ず。
ご注意下さい。
MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。
【概要】
「Synth1 用の Domino定義ファイル」 を作成するソフトです。
HSP (Hot Soup Processor)
で作ってみました。
各自の環境にインストールされている 「.sy1」 ファイルを元に、音色リストを作成します。
また、各自の好みに合わせて、いくつかの設定を変更出来ます。
【ダウンロード】
※ 動作確認時の Synth1 のバージョンは、「Ver 1.12」 です。
※ 確認作業が不十分なため、何かしら間違っているかもしれません。
ミスなどを発見されましたら、メールフォーム
より報告をして頂けると非常に助かります。m(_ _)m
【免責事項】
【インストール方法】
例えば、「C:\DTM\Domino Tools」 に移動させます。
【アンインストール方法】
レジストリの登録は行っていませんので、インストールしたファイルやフォルダを削除すれば、アンインストール完了…のはずです。
作成する定義ファイルのファイル名です。
分かりやすい名前を付けましょう。
Domino の 「環境設定 → MIDI-OUT」 で設定する時に表示される 「フォルダ名 & 定義ファイル名」 です。
探しやすい名前を付けましょう。
Domino の リズムトラックの デフォルトGate の値です。
※ Domino では、リズムトラックの Gate の値が固定になっていて、定義ファイルで値を設定する仕様になっています。
「30」 では うまく発音してくれない、という場合は、値を大きくしてみて下さい。
Domino の 「プログラムチェンジイベントのプロパティ」 で 「音色変更時に発音」 する時に、「音色が切り替わってから発音プレビューするまでの時間差」 です。
単位はミリ秒 (「1000」 で 「1秒」) になります。
Independence Free などが分かりやすいと思いますが、音源によっては音色の切り替えに時間が掛かる場合があるため、「自動プレビューまでの遅延時間」 を設定しておかないと、音色変更時に正しい音色で発音プレビューされません。
※ 最適な値は、各自の環境によって異なります。
「音色変更時の発音プレビューの音色がおかしい」 と感じた場合は、値を大きくしてみて下さい。
「あり」 にすると、Domino の 「挿入 → テンプレート」 に 「Pitch Bend」 のテンプレートが追加されます。
※ 「なし」 にすることで Domino のメモリ使用量が 「約 59.7KB」 減りますので、不要な方は 「なし」 にして下さい。
各 Ch. の 「トラック名」 と 「種類」 を設定します。
「新規作成」 時 および 「デフォルトトラックの追加」 時の、トラック数を設定します。
毎回 16個も使わないだろう という方は、数を減らしておくと、Domino のメモリ使用量が若干減ります。
2つ目の 「Tempo」 「マーク」 の初期位置に影響します。
例えば、2小節目の頭に配置する場合は、「1920」 にします。
例えば、4小節目の頭に配置する場合は、「5760」 にします。
Domino の 「プログラムチェンジのプロパティ」 での、リストの表示方法です。
全部試してみて、一番使いやすいと感じた組み合わせにして下さい。
【マップの分割】
マップを分割しないで、一つにまとめます。
この時のマップ名は、「parts」 フォルダ内の 「Map Name.txt」 の 「Map Name=○○」 の ○○部分を書き換えることで変更可能です。
バンクフォルダ毎にマップを分割します。
ON にすると、マップを 16個毎に分割して、PC#欄 に スクロールバーを表示させないようにします。
マウスで操作する場合に、サクサク選べるんじゃないかなーと思って用意したのですが、音色数が多いと ごちゃごちゃして分かり難くなるかもしれません。 ^^;
※ 不要な方は、OFF にして下さい。
16個毎に分割する場合に、見やすくならないかなーと思って、偶数個目の マップ の頭に半角スペースを追加するのですが、その数を設定します。
※ 半角スペースが不要な方は、「0」 にして下さい。
【マップ名】
各バンクフォルダのフォルダ名が、そのままマップ名になります。
※ 「マップの分割」 が 「0 : なし」 の場合は無効です。
音色パッチを追加する時に、分かりやすいフォルダ名を付けておくと、選択時に探しやすくなるかもしれません。
「parts」 フォルダ内の 「Map Name.txt」 から、マップ名を読み込みます。
※ マップ名を変更したい場合は、「parts」 フォルダ内の 「Map Name.txt」 の 「bankfolder△=○○」 の ○○部分を書き換えて下さい。
【マップの並び順 (マップ | PC#)】
Bank# の順番になります。
※ 同じマップ名が存在する場合は、一つにまとめられます。
※ 複数のマップが一つにまとめられている場合は、「000:001 〜 000:128」 → 「001:001 〜 001:128」 → 「...」 → 「099:001 〜 099:128」 という順番になります。
※ 同じマップ名が存在する場合は、一つにまとめられます。
※ 複数のマップが一つにまとめられている場合、「000:001 〜 099:001」 → 「000:002 〜 099:002」 → 「...」 → 「000:128 〜 099:128」 という順番になります。
バンクフォルダの読み込み先と、読み込む数が変更されます。
レジストリキー 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Daichi\Synth1」 から、「10個」 のフォルダを読み込みます。
「APPDATA\Daichi\Synth1\synth1.ini」 ファイルから、「100個」 のフォルダを読み込みます。
すると、「ファイル名 (.xml)」 に入力されている名前の定義ファイルが書き出されます。
【Domino から音を鳴らすための設定】
Domino の 「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 の 「MIDI OUT デバイス」 を、「仮想MIDIケーブル」 に設定します。
【Domino 定義ファイルを使用するための設定】
Domino の 「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 の 「音源(音源定義ファイル)」 を、「Domino Module Creator - Synth1 (仮) で作成した定義ファイル」 に設定します。
※ 一度、設定してエクスポートしておけば、それ以降はインポートするだけで済みます。
複数の音色を使用する時のことを考えて、とりあえず、4つほど設定しておきましょうか。
※ 「Channels」 は、「2」 だけチェックを外した状態 にします。
※ 「Channels」 は、「3」 だけチェックを外した状態 にします。
※ 「Channels」 は、「4」 だけチェックを外した状態 にします。
※ Synth1 には 「Pan」 というパラメーターがありますが、音色情報に含まれてしまっている ため、Synth1 上で Pan を変更しても、音色を変更するとリセットされて (変更した音色の Pan の値に変更されて) しまいます。
そんなわけで、Synth1 の音の位置を変更するには、ミキサーの VSTe のように、「Synth1 の外で Pan を変更する」 必要があります。
Simple Na Mixer を起動して、
「MIDI Input Devices」 と、
「Filter Settings」 の 「Channels」 を設定します。
※ 分かりやすいように、Synth1 に設定した 「仮想MIDIケーブル」 のナンバーだけチェックを外した状態にしておきます。
【重要】
「File → Auto Save PlugIn Banks」 にチェックが入っていることを確認して下さい。
(※ 入っていない場合は、保存する前に チェックを入れて下さい。)
※ 「File → Autosave PlugIn Banks」 にチェックが入っていないと、VST のパラメーターが保存されません。
【VSTHost で、Synth1 の設定をインポートする】
「File → Import Performance...」 で、Synth1 の設定をインポートします。
※ 既に Synth1 の設定が完了済みの場合は、不要です。
【Domino で、使用するトラックを用意する】
Domino の 「トラックセレクトペインを右クリック → デフォルトトラックの追加」 で、使用するトラックを追加します。
※ Mixer 用のトラックと、Synth1 用のトラックを追加します。
【不要なトラックをまとめて削除する方法】
トラックリストで 「Shift + クリック」 や 「Ctrl + クリック」 すると、複数のトラックを選択出来ますので、その状態で 「右クリック → 削除」 します。
※ Domino Version 1.42 dev004 (2011⁄09⁄25) からの、新機能です。
【Program Change で音色を選択する】
こちらがの方法が、一番楽だと思います。
【イベントリストペインが表示されていない場合】
「表示 → イベントリストペイン → イベントリストペイン」 または 「ツールバーの アイコン」 をクリックして、イベントリストペインを表示します。
【「Program Change (PC:○○)」 が存在しない場合】
「挿入 → プログラムチェンジ」 または 「ツールバーの アイコン」 をクリックして、Program Change を挿入します。
※ 左上の 「音色変更時に発音」 にチェックを入れておくと、選択時に音を確認することが出来ます。
【Synth1 の音色リストが表示されない場合】
「ファイル → 環境設定 → MIDI-OUT」 で、「音源(音源定義ファイル)」 に 「Synth1 の定義ファイル」 を設定して下さい。
※ 「音源(音源定義ファイル)」 を変更すると、「Program Change の音色リスト」 の内容が変更されます。
【その他の方法】
「Synth1 の GUI 上で変更する」 などの方法がありますが、説明は省略します。
「Mixer の VSTe」 に接続して、Mixer 用のトラックで設定するのが良いんじゃないかなーと思います。
※ 「ツールバーの アイコン」 を OFF にすると、演奏しながらイベントリストで値を変更することが出来ます。
※ Synth1 には 「Pan」 というパラメーターがありますが、音色情報に含まれてしまっている ため、Synth1 上で Pan を変更しても、音色を変更するとリセットされて (変更した音色の Pan の値に変更されて) しまいます。
そんなわけで、Synth1 の音の位置を変更するには、ミキサーの VSTe のように、「Synth1 の外で Pan を変更する」 必要があります。
ちなみに、音量だけなら、各トラックの 「CC#7 Volume」 で設定しても構いません。
音色パッチ (「.sy1」 ファイル) を追加して、フォルダ情報を登録 することで、プリセットの音色 (Program Change から選択出来る音色) を追加することが可能です。
自分で作成することも出来ますが、世界中で色々な方がオリジナルバンクを公開されていますので、それらを使わせて頂きましょう。
検索サイトで 「"Synth1" サウンドバンク」 や 「"Synth1" パッチ」 等と検索するなどして、探してみて下さい。
また、Synth1 の公式サイトの方でも DL 先が紹介されていますので、そちらも探してみて下さい。
- KVRのパッチダウンロードページ
このページのplug-in:でSynth1を選んでサーチすると、多くのパッチをダウンロードできます。http://www.geocities.jp/daichi1969/softsynth/index.html#down より
※ 「テキストファイル」 が同封されている場合は、リネームしたフォルダの中に移動させておきましょう。
※ 「Synth1 Patch Root Folder (仮)」 を使用すると、便利になるかと思います。
【Synth1 Patch Root Folder (仮) を使用しない場合】
Synth1 の GUI 上の 「opt」 ボタンをクリックして、「General」 タブの 「Program bank folders」 でフォルダを登録します。
Synth1 のパラメーターを変更することで、新しい音色を作成することが可能です。
※ 「Program Change (PC:○○)」 を選択して、キーボードの 「Delete」 キーを押して、削除して下さい。
【重要】
Program Change (PC:○○) を削除しておかないと、Domino で頭から再生する度に、作成した音色がリセットされてしまいます。
音色を作成する時は、必ず削除して下さい。
※ それぞれのパラメーターの意味は、Synth1 のマニュアル (「Synth1 をインストールしたフォルダ」 の中の 「readme.html」) に書かれていますので、それを見ながら操作すると分かりやすいんじゃないかなーと思います。
【音を鳴らしながら音色を作成したい場合】
「Domino でループ演奏」 したり、「VSTHost の Keyboard Bar を右クリック」 しておくと、音を鳴らしながら音色を作成することが出来ます。
※ ちなみに、保存後に Domino 定義ファイルを作り直して、上書きすると、Program Change から選択可能になります。
A.
MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。
A.
「Devices → Wave...」 の 「Buffer Size」 の値を 「小さく」 してみて下さい。
「Buffer Size」 の値が大き過ぎると、正しく演奏されない場合があります。
A.
MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。
A.
MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。
A1.
「Engine → Run」 にチェックが入っているかを確認して下さい。
A2.
事前の準備 および 音を鳴らすための設定 が正しく行われているかどうかを確認して下さい。
A3.
Domino の 「トラックのプロパティ」 で、「ポート」 と 「チャンネル」 が合っているかどうかを確認して下さい。
「関連付けしたトラックとは異なる設定のトラック」 からは、音が鳴りません。
A4.
一度 Windows を再起動してから、一番最初に 「loopMIDI → VSTHost → Domino」 の順番で起動させてみて下さい。
たまに ASIO Driver が認識不可能な状態 (「Devices → Wave...」 の 「Output Port」 で ASIO Driver が表示されない状態) になる場合があります。
その場合は、VSTHost を終了させて、しばらく時間を空けてからリトライすると解決する場合もありますが、Windows を再起動した方が手っ取り早いです。
A.
いくつかの原因が考えられます。
MIDI講座の方で説明していますので、そちらをご覧下さい。
A.
仕様です。
環境によっては、ASIO Driver に設定すると、VSTHost 以外の音が鳴りません。
ちなみに、「.wav」 ファイルは VSTHost 上で鳴らせますので、VST と 「.wav」 ファイルを同時に鳴らすことは可能です。
(「Domino と同期再生」 させることも出来ます。)
A.
Synth1 の GUI 上の 「Opt」 をクリック → 「MIDI」 タブで、「Receive Bank Select」 と 「Receive Program Change」 にチェックが入っているかを確認して下さい。
※ これらにチェックが入っていないと、Program Change は無効になります。
A.
【重要】 イベントリストで 「Program Change (PC:○○)」 を削除する を行って下さい。
Synth1 は、Program Change を受信すると音色が切り替わりますので、「Program Change (PC:○○)」 を削除しておかないと、Domino で頭から再生する度に GUI上で作成した音色がリセットされてしまいます。
11.11.20
11.11.20 Ver 0.07 (alpha)